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ポンジスキームに引っかかるとこうなる

今回はITネタではなく、老若男女問わず

全ての人に読んで頂きたい詐欺の手口に

ついての話です。

私の過去記事でポンジスキームという

詐欺についての投稿があります。

実際に私の知り合いがダマされた時の事を

書いた記事はこちらです。

このポンジスキーム、他人からお金をダマしとる

ために考案された非常に巧妙な手口で、事前の

知識がないと比較的簡単にダマされてしまいます。

人は誰しも、"詐欺師とはこういうものだ"

という思い込み(先入観)があります。

・詐欺師は身を隠して人前には出てこない。

・詐欺師は身元を明かさない。

・詐欺師は被害者から奪っていくものであり、

 相手から逆にお金を渡される事はない。

多くの人が抱いている詐欺師に対するイメージ

は上記のようなものではないでしょうか?

このポンジスキームという詐欺はこれら人々

のイメージとは全く逆のやり方で近づいてくる

というのが特徴です。

実際に私の知り合いが引っ掛かった時の

状況はこうです。

詐欺師Sは、

〇正式に登記された株式会社の代表取締役だった。
(Sが登記上の本人か名義を借りているだけの別人かは未確認)

〇その会社の事務所に被害者たちを招いて面会している。

〇事前に約束した金利を被害者に実際に送金している。


人間、この "思い込み" や "抱いているイメージ" と

全く異なる状況になると警戒心が薄らぐために、

ダマされやすくなってしまいます。


冷静に考えれば、賃貸で入っている会社のオフィス

を知られても(公開しても)解約してしまえばそれまで

ですし、株式会社なんて解散してしまえばそれまで

です。

そんなもの何の担保にもなりません。


また、私の知り合いが巻き込まれた事件では、

被害者に対して事前に投資額に対して年20%の

金利を支払うという約束をして、実際にそれを

渡しています。

しかし、約束通り金利を貰ったからといって信用

できるとは限りません。

その受け取ったお金は自分が預けた金額の一部

に過ぎないからです。

私の知り合いは、特にこの

"約束通りの金利を受け取った" という事で

相手を100%信用してしまったようです。

その結果、これは確実に儲かる投資だと信じ

切ってしまい、その後私が何を伝えても全く

耳を傾けようとはしませんでした。

詐欺に騙されないために、

・洋の東西を問わずウマい話はない。

・ウマい話があったとしても自分には回ってこない。

この2つを肝に銘じておきましょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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