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英検がんばろって人に、「スタディギア」

はじめに、英検の回し者ではありません。

私は英検の回し者ではありません。むしろ諸々の件で英検協会を批判したい気持ちを抑えつつ、使えるものは紹介していきます。というスタンスです。

先日、皆さんの生活ノートを読んでいたら「今英検に挑戦しています」という人がいました。なので、スタディギアはなかなかわるくない教材だなと思って、紹介するわけです。英検はほとんどの中学1年生にとって、まだちょっと早いと思うんですが、利用したい人もいるかと思いまして。

学年を終えるごとに、自分が目標レベルに達しているかを、主に生徒自身が確かめるための方法として、英検は、中学生にとって最も適当な外部試験だと思っています。自治体独自の割引もあったりしますし、受けやすいし。

1年生は5級、2年生は4級、3年生は3級と目標設定もシンプルで良い。やっぱり具体的に(合格という)形の見えるゴールがあると、モチベーション上がりますからね。中には、学年の基準レベルよりずっと先に、勉強を進めていく人もいるでしょう。いつでもフォローしますので教えてください。

以下、英検に興味がある人は読んでください。

スタディギアの登録はこちらから

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↑これがスタディギアにログインした画面です。K先生も試しにやってます。

さて、登録に必要なものは 自分のメールアドレス と 個人情報の入力 です。メールアドレスが無い人は、自分のメールアドレスは作っておいたほうがいいですよ。オープンハイスクールや受験で使うこともあります。まだ無い人は GMail や Yahoo! Mail のような無料サービスを使うといいかもしれません。分からない人は聞いてください。

スタディギアの登録は、下のリンクから

英ナビ! スタディギア for EIKEN
臨時休校などで自宅学習をご検討のみなさまへ
https://www.ei-navi.jp/eiken/learning/

5月末までは、誰でもスタディギアのベーシックプランが無料で使えるクーポンがあります。そう書いてます。はい、商売の匂いがしますね。

無料じゃ無くなったらどうなるの? って思うでしょう。無料じゃ無くなったら、制限付きになります。で、英検を申し込んだら、また無料で使えるようになる、という仕組みです。ややこしい。勝手に課金とかはされないのでそこは安心だと思います。英検を申し込むつもりの人は、ぜひ今から登録を。

スタディギアでできること 利点

スタディギアでは、目標の級を登録すると、基礎レベル(☆)、試験合格を狙うレベル(☆☆)試験で完璧を目指すレベル(☆☆☆)(勝手に命名しました)の三つのレベルに挑戦していくことになります。先ほどのクーポンでは、星二つレベルまでが利用できます。下の画像で星、見えますか?

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星三つの完璧レベルを目指す人は、有料サービスです。結論から言うと、私はオススメはしません。値段が高いです。ずっと上の級まで上達してから、試験前の一ヶ月だけ集中的に取り組むとかならいいかもしれません。

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スタディギアでは、5つの出題形式(分野別)を練習することになります。それらの分野は、1. 単語・熟語の練習、2. 文法に関する並べ替え問題の練習、3. リーディング問題、4. リスニング問題、5. 英検形式での模擬試験 といった感じ。(3級より上だと、二次試験対策も付いてきます。)

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これらの中でも、まずリスニング問題に手軽に取り組めるという点で、英検を受ける人には、スタディギアを強くオススメします。また、英検でよく出題される並べ替え問題。これを画面上で単語を動かしながら解く(上の画像を参照)ことができるのも、英検に特化した学習に有効だと思います。
また、挑戦する級と受験予定日を設定した後は、試験まで「あと〇〇日」とカウントダウンしてくれるところも良いですね。

あえて挙げよう 使い勝手の悪いところ

しばらく触ってみた上で、不便だなと思った点を挙げてみます。
スタディギアに興味がある人には、参考になると思います。

・メールや個人情報を登録しないと使えない。(星一個のライトプラン=常に無料、だけでも登録無しで使えたら良いのに。)

・ブラウザでは、カーソルキーで操作ができないので不便。ショートカットキーもない。効率悪い。アプリは手元での操作だからまだ使いやすいかな。

・リスニングの英文がすべて流れたら、時間を置かずにすぐヒント(本来は読まれるだけで表示されない英文)が表示されるのはよくない。そこから2、3秒の判断で回答する場合が結構あるのに。

・一時中断がないので、学習中にページ開いたまま放置していると、勝手に勉強時間が蓄積されてリアルな勉強時間がわからなくなる。(私は、30分しか勉強してないのに2時間30分になってしまいました。)

・単語練習の日本語訳がくどい。基礎レベルの英単語には、多義語・類義語が多く、非常に迷いやすい。 しょうがないけど・・・工夫がほしい。

every「あらゆる、すベての」と all 「すべての、あらゆる」なんてのもあって、第一義(一つ目の意味)に注目することが判断には必要。begin と startなんかも同じ5字で、つづりの問題でも迷いやすい。startの第一義が「出発する」なので、それで判断するしかない。工夫がほしい。

あと、単語練習は、主に選択肢から選ぶ形式の英検なのだから、スペルまで覚えさせる必要はないと思う。もちろん、3級からのライティングを見越して狙ってるんだろうけど、すぐには必要ない。(受容語彙と発信語彙の違いを考えてほしい。)選択式の練習とスペリング練習を別分野として分けてもらえたら良いなと思いました。必要になった時に、練習ができるように。

最後に 英検にチャレンジする人へ

文法やリスニング問題に解説が載っていても、自分一人ではその解説の意味が理解できないことってありますよね。市販の問題集でもよくあることです。そんな時はどうしますか? (特に英検協会のは、解説が簡素。)
そうですね、周りのわかる人に聞いてください。少なくとも学校では、先生が対応しますので、積極的に聞いてください。そんな時に、想像はつくと思いますが、紙の問題集の方が先生に質問がしやすいんですよね。(なので、有料プランはオススメしないというお話でもあります。)

チャレンジする人を応援します。学習をフォローします。もちろん最終的には自分で調べて、自分で解決できるように成長して欲しいです。でも、人に聞くのがまずは大事。そのうち勉強のコツが分かってきます。それまでは。
以上、これから挑戦する人と、あとで挑戦する人に向けて、書きました。