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Writing課題2「〜じゃない自己紹介」(Feedback)

更新が途絶えがちの忙しい時期になってきました。まだまだ載せたい内容ばかりで頭の中ではたくさんの投稿が出来ているんですけどね。

簡易ライティング課題を出しました。

今年は、初めての試みとして、教科書対応の英語ノートを採用しています。学宝社の『ベストノート』です。ねらい通り、1年生のノート作りはスムーズに問題なく出来ています。また、小規模校ならではの、こまめなノートチェックを行なっていますが、書く場所やページが揃っている分、チェックが非常に楽で、その分細かいところまで丁寧に目を通すことが出来ています。

ちょうどLesson 1でbe動詞の否定文が終わった後、「〜じゃない自己紹介」というライティング課題を出しました。前回の自己紹介課題のプリントのコピーを、ベストノートのLesson 1のまとめページに貼って、その隣に、今回の課題をするように指示を出しました。「簡易」課題というのは、今回は書くだけで、前みたいに発表とか貼り出しはしないよ、という意味です。

時間がなくて、模範の文章は手書きで配ったのですが、主に、以下のような文章を紹介しました。ルールはnotを5回以上使うこと

Hi. I'm Ken. 
I am not 12 years old.  I'm 13.
I am not an elementary school student.  I'm a junior high school student.
I am not good at math.  But I'm good at science.
I am not good at basketball.  But I like it very much.
I am not tall.  But I am happy.
I don't play soccer.  I play futsal.
I don't like cucumbers.  But I like kappamaki.
I don't have a pet.  But I want a dog.

be動詞の否定文は、be動詞の後ろにnotが来るのがポイント、ですね。モデル文を見ながら書いたのか、notの位置を間違えて書く生徒はほとんどいませんでした。最終的には、何も見ないで自分で表現できるようになればいいですね。

後半の一般動詞の表現は、小学校英語ですでにやっているので、理解はできると思い、書く練習は未習熟ながら、合わせて紹介しておきました。

フィードバックを返します。

もうだいぶ前の課題ですので、今更になってしまいますが、フィードバックを返したいと思います。とりあえず課題の評価は、提出日に簡単に済ませて返却してしまいました。良い表現がたくさんあったのに、授業等で紹介するタイミングを逃してしまいました。残念。

面白かった文章をここで抜粋して紹介。

I'm not an English kakari(係).  I'm a science kakari.
(このように、分からない表現をそのままローマ字にして表現するのは、一つのスキルです。ちなみに「係」は英語にない表現ですね。I'm in charge of English/science. かなぁ。ローマ字で kakari が大正解のように思えます。)

I'm not (双子の名前).  I'm (自分の名前).
(双子がお互いの文章に書いてました。面白いです。)

I'm not good at singing.  But I like listening to music.
(こんな文章が書ける生徒もいました。動名詞は小学校で少しやってるんですよね。もちろん、塾等で先々の勉強している生徒もいるのですが。)

I can't sing well.  But I like singing.
(こんな文章もありました。canもwellも小学校でやりますね。それにしても上手い自己表現です。謙遜する表現が好きな生徒は、やはり多い印象がありますね。否定文をうまく使うチャンスでもあります。)

I'm not good at curve.  But I'm good at sinker.
(野球をやっている生徒の文章です。自分でカーブとシンカーのつづりを調べて書いたのが素晴らしいです。素晴らしい自己表現力。)

I'm not in the brass band.  I'm in the volleyball club.
(「吹奏楽部と思われがち?だけど、バレー部です」的なニュアンスも感じます。まだこの時は教えていなかった、〜部に入っていますの表現がうまく使えていますね。そろそろ部活動が始まってしばらくたったので、これらの表現を授業や課題で使っていきたいと思っています。)

この課題のもう一つのポイントは、notで否定文を書いたなら、さらに続けて一つ文章を加える、という点です。コミュニケーション(あるいは、ここでは自己表現)を盛り上げるには、否定文で終わるのではなく、その後ろに一文続けるクセをつけよう、と事前の授業で指導していました。全員が指導通りに課題を仕上げてきたので大変嬉しかったです。

否定文をうまく使って、自己紹介文をただ単調に情報を並べるばかりでなく、表現豊かにしようというのが、ねらいです。良い文章がたくさん集まりました。紹介していない文章もまだまだあります。大変満足です。

* * * * *

なかには、 I'm not happy.  I'm tired... という疲れている様子を表現している生徒もいました。最近も、How are you? に対して I'm tired.  I'm sleepy. が多いですよね。どうか疲れを溜めずに、なんとか無理なく、コロナの一年を切り抜けられたらいいな・・・と思っています。

しんどい時は、しんどい事をちゃんと表現しつつも、楽しく学習を続けていきたいものです。自然と I'm pretty good! が増えることを願っています。