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舞台「バブー・オブ・ザ・ベイビー」観劇レポート【ネタバレ】

2013年5月18日(土) 13時公演レポート

田中圭衣装

STORY(パンフレットより)


突如ゾンビが大量発生し、大パニックとなった「新宿歌舞伎町ゾンビ事件」。
その発生から23年後、フリーライターの三橋隆文(池田鉄洋)は、現場の雑居ビルで生まれた青年・大倉勇大(福士誠治)にコンタクトを取り、その口から真相を確かめようとする。
大倉が生まれた当時、四階建ての栄光ビルヂングに入居していたのは、イタリア料理店「ベラドンナ」(1F)、古地図を販売する「大江戸出版」(3F)、暴力団「京円会の組事務所」(4F)、そしてメイド喫茶「萌えベター」(2F)の四社。
ゾンビに包囲されて脱出もままならない極限状態の中、それぞれの階では自らの生き残りと愛する者への思いが交錯する、大混乱が発生していたーー。



流れとしては、23年後の雑居ビル、旧「ベラドンナ」で三橋隆文(池田鉄洋)、大倉勇大(福士誠治)がゾンビ事件についてコンタクトを取る場面から。
大倉「母がここでわたしを産みました」

そして暗転。
23年前の雑居ビルの中の様子へ。


1F イタリア料理店「ベラドンナ」


ウェイター・森山正(29歳)…福士誠治
シェフ・神南宗純(35歳)…大口兼悟
シェフ・石井剛(26歳)…田中圭
妊婦・大倉恭子(26歳)…田口浩正
ゾンビ・熊田つぐみ(?歳)…池田鉄洋

店の外、上の階への通路もゾンビで溢れかえり、店内はラマーズ法で呼吸をするもうすぐ産まれそうな妊婦大倉とそれを囲むシェフ二人。
ウェイター森山は出産にも反対。
そして店外のゾンビ騒動には「ゾンビ?なに言ってるんですか!お客様ですよ!」と信じない。
シェフ神南はすごくバカ(笑)
シェフ石井はウェイター森山に
「何で信じてくれないんですか!外は正気じゃない!」と抵抗。
そして妊婦にも戸惑う。
妊婦大倉は「おっさんじゃないんですか!」と周りに言われる。
母子手帳を見せて女性と証明するも
森山「この母子手帳は偽装だろ!」
石井「母子手帳にどんな需要が!」

そして、ウェイター森山VSシェフ石井の
お客様かゾンビかの言い争い。
フライパンでやたら福士くんのお尻を叩く圭くん(笑)
扉を開けようとするウェイター森山を止めるシェフ石井。
しかし、ウェイター森山はナイフをかざし扉を開けることに。
それを慌てて扉を抑えるが入ろうとするゾンビ。

石井「なんてことするんですか!」
森山「大切なお客様だ!」
ゾンビ「あ〝あ〝あ〝」
石井「これ人じゃなくてゾンビです!
顔色だって悪いし!」
森山「お客様になんてことを!
お客様、失礼なことを申し訳ございません!」
ゾンビ「あ〝あ〝あ〝ぁぁ」
みたいなやりとりが続き。

森山「何名様でしょうか?」
石井「無駄ですって!」
ゾンビ「ぁぁあ〝…」
森山「何名様でしょうか!」
ゾンビ「い〝ぢぃぃい」
石井「えっ!?」
森山「ほら!」

石井「おっ、おタバコは吸われますか!?」
ゾンビ「ずゔぅぅ」
森山「吸う!!!」

みたいな(笑)
結局招き入れ、案の定ウェイター森山はゾンビに噛まれ…。
石井が怖がっていると、神南がゾンビと森山ごと店外へ追い出す。

石井「えっ」
神南「…えっ」
石井「森山さ…」
大倉「あれ…ゾンビは好きな人しか襲わないという噂があるのに」
石井「えええ」
神南「そういえば…どこかで見た事あるんだよなあ服装とか」
石井「えええええ」
神南「くまちゃん!!!くまちゃんだ!あの服装!熊田さん!
くっそーくまちゃん、毎日通ってるから俺の料理がそんなに好きなのかと思っていたけど森山だったのかー!!」
なんと森山さんを噛んだゾンビは常連の熊田(ゲイ)だった。

そうこうしていたら通気口に「カーン!!」と何かが落ちる音が。
3人慌てる。イヤイヤムリムリ!!
大倉「ぉぃ…ぃιぃ」
石井「ひぇえええ!!!無理です無理です」
大倉「○×◎+△*…」(聞き取れない静かな煽り)
石井「っわわわわわかりました!」
わなわなガクガクと通気口を開け、落ちていた缶を拾う石井。
そして缶もひゃっひゃっ言いながら開封。
中に入っていたのは3F(大江戸出版)の人からの手紙。
石井「3Fの人、無事ですって!助かりますよ!!」
石井、他二人の頼みを託され、通気口を上って3Fに行く事に。

〜オープニング映像〜
♪ゴスペラーズ「1,2,3 for 5」



とりあえず、シェフ姿の圭くんたまらん。

やたら福士くんのお尻をフライパンで叩いてて笑いました。
もう可愛いとにかく可愛い。
田口さんの妊婦はさすがに笑いました。ちょうおっさんでしたwwww
大口くんはほんとバカな役が似合いすぎる。


3F「大江戸出版」


池上局長(85歳)…田中圭
飯塚編集長(62歳)…大口兼悟
猿渡京介(25歳)…福士誠治
光本憩子(34歳)…池田鉄洋
小鳥遊三郎(?歳)…田口浩正


時刻は1Fの様子からほんの少し前の様子。
眼鏡でウォークマンで音楽を聴く真面目青年な猿渡登場から始まる。
そしてゾンビから逃れてきた池上局長、飯塚編集長、光本の3人が入ってくる。
編集長「もうドアの外にもうじゃうじゃとゾンビが!ハッハッハ!」

飯塚編集長は「ダンディでロマンスでグレー」な人。
池上局長は入れ歯がないと気力全てなくなる人。
光本は保険保険♡なアラサー。

新宿の状況把握のため、ラジオを直そうとする。
池上局長は過去にスパイ経験があり、凄腕の持ち主。
するとそこで局長が光本の足が怪我をして血が出ているのを発見。
万が一に備え、光本を椅子に座らせ猿渡が見守り。

そしたら突然、ゴフッとラジオ直し中の局長の入れ歯が飛ぶ。

局長無気力になりフラフラ「ぁぁあれぇえええ」

編集長と猿渡、二人で入れ歯を拾おうとするが入れ歯がすべるすべる。
ようやく入れ歯を拾えたらホコリまみれ。
光本「あら!わたくしが洗ってきますわ!」
猿渡「いや!光本さんは座ってて下さい!」
編集長「いや!大丈夫だ!」
猿渡「っ…許可します!」
光本「あら!なによ!偉そうね!!」
そういい、光本は入れ歯を洗いにドアの外へ。
猿渡「あれ…洗い場ってドアの外ですよね…そこって…」

光本「キャー!!」
光本がゾンビになった小鳥遊と中に入る。
ゾンビの口には入れ歯が付いている…(笑)
机の周りを逃げながらぐるぐるし、すかさず編集長と猿渡が窓を開けゾンビを窓の外に。

猿渡「あれ…入れ歯は!?」
局長「ぉひょひょひょぉぉ」

そして入れ歯奪還作戦として猿渡は通気口を通って1Fに行く事に。

猿渡「無理ですよ!」
そうこうしているうちに光本の様子がおかしくなっていく。
フラフラしはじめ、味覚もおかしくなってきた光本をソファで寝かせる事に。
光本「お姫様だっこ〜」
猿渡「無理です!」
光本「この文系男子!ジブリなら女の子の為に助けるのが男の子でしょ!」

その前に1Fが大丈夫か確かめるため、局長の頼りない言葉を聞き、音のする缶に手紙を入れて1Fに落とす。
その間、ダンディでロマンスでグレーな編集長は「尿意が!」
猿渡にティーカップを渡され「ココにどうぞ!」
編集長「足りないよ!」
ティーカップ2つ追加。
猿渡「これなら(爽やか)」
編集長「うむ(頷く)」
あざやかに行為を成し遂げた編集長は窓の外からその中身を捨てる。口笛吹きながら(笑)
そうしていると光本がゾンビに変貌。編集長は噛み付かれ…

暗転

〜3F、その後の映像〜
編集長がコミカルに局長に噛み付く。
局長が猿渡に噛み付く。



けけけけけ圭くんがおじいちゃんんんんん!!!
声可愛いなにこれ可愛いぃいいいい!!ひぃいいいいい!!!!
入れ歯がなくなったあとの局長のカクカク具合、絶妙に気持悪く最高でした。
腰折っても足長いんだー足はピーンと張っててほんと気持悪い(褒め言葉)。
大口くんはグレーな役柄かなり似合ってました///ダンディズム。
そして衝撃的なのが池鉄さんの女装wwww可愛いんだこれが!
福士くんに抱きついて、着ていたワンピースがまくり上げられるシーンは客席悲鳴www
あと入れ歯が滑るシーンは客席まで飛んで来てました。最前列羨ましい。
そしてジブリ発言(笑)
パンフレットに「好きなジブリ作品は?」と書いてあると思えば!



4F 暴力団「京円会の組事務所」


下っ端・小林博(32歳)…田中圭
下っ端・鮫島洋一(40歳)…池田鉄洋
下っ端・神取優(28歳)…福士誠治
犬飼保(35歳)…大口兼悟
組長・山内健司(50歳)…田口浩正


時刻は真夜中。雷と雨が降る窓の外。
組長がソファで寝ている誰かを拳銃で打つシーンから。
暗転し、時刻が進む。

紐で縛られ窓の外に吊り下げ出されている博。

その紐の先は優の腰に巻かれている。
暴力団組長の親父こと山内は拳銃を博のこめかみに向け、それを震えながら見る鮫島。
ソファに座り、そっぽを向いているのは犬飼。
博「アニキー!カンベンしてくだいよォ〜!助けて下さいよォ!」
山内「うるせェエエ!黙れ!殺すぞォ!」拳銃を打つ。
博「ヒィ!」

アニキと呼ばれるのは鮫島で、パンチヘア。似合う。
なにがあったかはよくわからないけれど(笑)、どうやら博が悪い事をしてそうなったようで。
優は博の体を腰に巻き付けられた紐で落ちないよう耐えている状態なので体力の限界。
山内「優…おい、こいつ落っこっちまうぞ(笑)」
優「親父!親父はどうしてほしいんですか!」
山内「あァ?」
優「俺がどうしたら気が済むんですか!」
山内「口答えすんじゃねェ!!!」優を殴る。
その反動で優が吹っ飛び、紐で吊り下げられた博が落ちる。
鮫島「ひろしいいい!!」
山内「っへ!ついに落ちてしまったぞ?」
鮫島「もう無理だ!下にはゾンビが!
あっ!でも大丈夫!あと地面まで1m!がんばって!」
優「うぉおおお!大仏さんも手伝って…」頑張って引っぱる。
鮫島「えっ!俺、ちゃんと名前あるよ!さめじまっていうんだよ!!大仏じゃなくてパンチヘアだよ!」

なんてやりとりをしていたら、優の体が急に軽さを感じ。
優「あれ?」

窓の外から現れたのはゾンビ化した博。
鮫島「ヒィ!…博!!」
咄嗟に鮫島に噛み付く博。

その瞬間、止まり、薄暗くなったらスポットライト灯火。
心の声のように声が響く。
鮫島(あれ…なんか…あたたかい…)
博(アニキ…聞こえますか…)
鮫島(ッ…!博!聞こえてくるよ!心の声が!)
博(ずっと…アニキの事が…!)

♪ゴスペラーズ「ひとり」
「愛してる」って最近 言わなくなったのは 本当にあなたを愛し始めたから…


そして鮫島の顔がゾンビに変わる。
鮫島(博…お前…!)
博(アニキ…!!)
二人で抱きしめ合い、噛み付き合い…。

鮫島(博…!でもごめん…!俺には…好きな人ができたんだ…)
博(えっ…)
鮫島(それは…!)

スポットライト灯火。鮫島が優を見る。
優「ぇええええええええええ!?!?!?!?」
鮫島、優に噛み付く。


♪ゴスペラーズ「ひとり」

「愛してる」って最近 言わなくなったのは 本当にあなたを愛し始めたから…


博は上手にいる犬飼の方移動、そこで博と犬飼が曲に合わせて口ずさむ。
山内も同じく。指パッチンしてノリノリ(笑)

優もゾンビになる。
鮫島(優…)
優(大仏さん…)
鮫島(ずっと優の事が気になっていたんだ…)
優(大仏さん…!でも…俺、俺は…)
山内「うん、はい!」
優(親父…!!)

そして噛まれる山内。これによって鮫島と博もよりを戻す。
最終的に4人で噛み合い。なんだこれ。
ついに、見ていた犬飼が拳銃2本取り出し四体のゾンビを打って始末。
窓から四体のゾンビ逃走。

そして、しばらくしたら通気口から声が。
聞こえて来たのは博と同じ声で叫びながら通気口に向かって銃を放つ犬飼。
でも玉切れの音。

暗転

〜通気口でのやりとり映像〜
上手に縦長の映像が映し出され、正面の上部分に犬飼とシェフ石井のやりとりが。
改めて3Fに二人で向かう事に。
石井「やくざって…おばけ…恐いんですね(笑)くすっくすくす」
犬飼「うるせえ!ころすぞ!」
石井「殺すって…銃の玉入ってないんですよね(笑)」
犬飼「チッ…!このやろう、だがこれは持ってる」
石井「えっ!ちょっ!それってナイフじゃ!ちょ!すみませっ」
犬飼「うるせええ!」
石井「わあああああ!」
ナイフを落とす犬飼。しかし避けれた石井。
石井「危ないじゃないですか!刺さったら!」
「ギャアアあああああ」(下から聞こえる悲鳴)
石井「えっ…?」



いろいろ衝撃的過ぎて笑い過ぎて。噛み付くの…かわいかったなああ。



♪きゃりーぱみゅぱみゅ「にんじゃりばんばん」
イントロと同時に上手側、下手側、そして舞台正面上に、カラフルにフォントごっちゃで文字が。
男はある日、女に出会った。そして恋をする。しかし彼女には病気が。
病気でも愛していくと誓いあい、二人は一緒に。
そして彼女は死んだ。男は悲しんだ。
だが、彼女は死んでいなかった。生きていた。いや…
みたいな感じ。
その後歌詞に入る前に


2F メイド喫茶「萌えベター」


もも(20歳)…田中圭
みい(20歳)…福士誠治
店長まゆ(22歳)…池田鉄洋
客・日木沢流(42歳)…大口兼悟
ミチカ(18歳)…田口浩正


鮮やかに恋してにんじゃりばんばん…
メイド服のもも、みい、まゆがスタンドマイクで唄う(口パク)、踊る。(くそ可愛い)

その後、ニコ生放送らしく3人がタブレットの前で自己紹介。
舞台の上部にはニコ動のように流れる文字。
「キタ――(゚∀゚)――!!」「ももちゃーん」などなど。
まゆ「今日も始まる萌えベターの生放送☆しかし今日は新宿歌舞伎町がゾンビだらけ!」
みい「ほんっと大変!もう階段のところにもゾンビがうじゃうじゃなの!」
まゆ「あ!ももちゃん可愛いって書いてあるよ!もも!」
もも「……。」
みい「ほら、お礼言わなきゃ!」
もも「……ありがと///」
まゆ・みい「きゃあああ普段喋らないももからの“ありがと”!!!」
みい「貴重だよ!!」
もも「……。」

そして配信を終え、ももは上手側にある椅子に座ってスマホ。
まゆとみいはタブレットの前でお話。
すると3人の後ろを誰かが通る。
しばらくすると、オタク丸出しなファッション
(長髪眼鏡のバンダナしてチェックシャツinデニムジーンズ、リュック。リュックにはももちゃん缶バッチ)
な男がももを後ろから抱きしめる。
日木沢「もっもちゃぁああん///」
もも「きゃぁあああああ!!!!」
もも腕から逃げ、上手側で震える。(マジ天使)

まゆ・みい「日木沢ぁあああ!」
まゆ「何で居るの!外にはゾンビが!」
日木沢「ひっきー登場でござる!」
まゆ「もしかしてアンタ…ずっと裏に」
日木沢「その通り!」
みいはひよこの大きいぬいぐるみを抱きしめている。(ぐうかわ)

何度もももちゃんに抱きつく日木沢。(萌え死ぬ)
嫌がるももちゃん。
そしてももちゃん怒り爆発。
もも「だぁあああ!ふざけんなよてめえ日木沢!きもいんだよ!!」
まゆ「ああ!待って!ニコ生配信中だああ!やばい!」

もも「!?」
日木沢「っもっ、ももちゃぁ〜ん♡」

もも「くっそお!!てめえのせいであたしの本性バレちまったじゃねえかよ!このやろう!!
どうしてくれるんだよ!ああああ!!!」
倒れた日木沢を蹴るもも。
日木沢「ぅぅうっ!!でもこの感じ嫌いじゃない!」
もも「ひっ」
日木沢のその手にはスマホ。

みい「もしかしてコイツ…!」
まゆ「ニコ生配信中ゥウウ!?」
慌ててスマホを取り上げ、窓の外へ投げるまゆ。
日木沢「エクスペリアぁああああ!!!」

三人で蹴る。
日木沢「うっなんか…俺目覚めたかも」
3人「気持ち悪いぃいいいい!!!」
まゆ「ちょっと!せっかく配信してお客さんに助けてもらおうと思ったのにあんたのせいで台無しじゃない!」

みい「そうよそうよ!」
まゆ「もも、この建物に入っているのは」
もも「はい、この建物は…」(1〜4Fまでの説明。何これ岩月)
まゆ「よし、じゃあ1Fは食料調達。4Fには武器があるってことね。」

みい「ちょっとひっきー」
日木沢「へっ」
まゆ「1Fまで食料取って来て」
日木沢「へっ!むり!!むりむりむりむりむり」
もも「日木沢、行け」
日木沢「えっ」

日木沢は煽られ行く事に。すると通気口から声が。
まゆ「えっ!ここ通れるんだ!じゃあ!ここから!」と。
日木沢が通気口に足から腰まで入れた瞬間に
グサッ
日木沢「あ…れ…なんだこれ今までに感じた事の無い冷たい痛み」
もも「なに言ってんの?早く」
日木沢「ええ…なにこれなにこれ!」
石井の声「わああ!すみません!どうやらナイフ落としたみたいで!!」
日木沢「えっ!ええええ!ナイフなのナイフ刺さってんの」
石井の声「あっぼく1Fの者ですー!すみませーん」
日木沢「ええ死ぬ死ぬ死ぬそういえばちょっと熱く…気が遠く…」
もも「うるさいなあ」
ももの腕を掴む日木沢
もも「ひゃ」
日木沢「ヤダヤダヤダももちゃんももちゃん助けて」
もも「ちょっ…やめて!やだ!」(くっそまじくっそかわいい)

石井の声「あれ、なんか出っ張ってる…」
日木沢「は!あの!これ俺の体なんで!踏まないで踏まないで!!」

日木沢はついに気を失う。
もも「えっ」
まゆ「あ…日木沢…。死んじゃった…」
もも「え…」
まゆ「日木沢もさあ、きもいけどあんたもファンだったんだよ、ほら何か一言言ってあげな」
もも「うん…。日木沢さん、いつもいつもありがとう。すごく気持悪くて大嫌いでした。」
チーン
まゆ「ん!」
日木沢「がハッ!最後に見せるツンデレ!」
もも「ぎゃああ」また引っ張られるもも。

そうしているとドアからミチカが登場。
ミチカ「まじやばい!逆に?え!なんでこんないるの!みたいな!」
まゆ「ミチカ!あんた…大丈夫なの?」
ミチカ「えっ?逆に?大丈夫だけど?」
まゆ「あの噂は本当だったのね…」
みい「あっ…」
ミチカ「えー噂?逆に?気になるー」
まゆ「ミチカには失礼かも知れないけれど、ミチカは汚ギャルで人気もない。
ここ最近の指名も無い。だから襲われなかった。つまり…このドアの向こうにいる人はお客さん」
みい「ひぇええ」

もも「ちょっとー!どうでもいいから助けてぇ!」
ミチカ「あれ?ひっきーなにしてんの?」
日木沢「うわっミチカじゃん!ブス!汚ギャルのお前に興味なんかない!」
もも「きゃああ」
ずいずい引っ張られるもも。

そしてみい、まゆもももを引っ張る事に。
みい「だめ、全然…ミチカ!」
ミチカ「もーえいっ」
するするともも救出。日木沢は落ちる事に。
もも「ひっきぃいいー!!」

暗転

〜日木沢、走馬灯の映像〜




くっっっっっっっそ萌えた!!!!!!!!!!!!
大口田中の絡みほんと萌えた禿げた禿げましたね禿げましたよ!
ツインテール&メイド服の田中さんとかありがとう!
福士くんはアップハーフツインでくっそ可愛かった。
とくにぬいぐるみパフパフしてるのが超可愛かった。可愛かった!!
池鉄さんの女装の安定感ヤバイ。似合うのなんで。
ももちゃんホント可愛い。
ひっきーを蹴る時に上がレースになってるニーハイをお召しになっていてね。
もう頭の中が田中さんの太ももでアタマ一杯ですよ。
ほとんどの記憶を削ぎ落とされるももちゃんの美脚でした。




〜通気口〜
(上手の映像が映された部分にて)

通気口にて無事?石井、犬飼、猿渡が合流。
そして2Fからまゆも顔を出す。

4人で1Fに向かう事に。



1F イタリア料理店「ベラドンナ」


シェフ・神南宗純(35歳)…大口兼悟
シェフ・石井剛(26歳)…田中圭
妊婦・大倉恭子(26歳)…田口浩正
猿渡京介(25歳)…福士誠治
店長まゆ(22歳)…池田鉄洋
犬飼保(35歳)…大口兼悟



店内には石井、神南、大倉、まゆ、そして、通気口に挟まった猿渡。
ついに妊婦の大倉の子供が産まれそうになっている状況。
キッチンには大倉、石井、神南が。
大倉「産んだらスグわたしを殺して!」
神南「無理っすよ!この包丁は…!料理の為の包丁なんだ!」
といって極度の緊張から失神。
石井「神南さん…失神しちゃいました…」
大倉「なら!あなたが!」
石井「ええええ…!」
大倉「あなたしか頼れる人がいないの…!」
わなわなと包丁を持つ石井。震える。

まゆ「ってか、いつまで挟まってんの?」
猿渡「えっ…あ…なんか引っかかって」
猿渡が通気口から脱出。

石井「ややややっぱり無理です!!」
大倉「…ではあなたが!」
猿渡「えええ!」

猿渡、無言でかけていた眼鏡を投げる。
椅子に当たり、パリーンと。
猿渡よろよろ「こんな感じですので無理です」
まゆ「むちゃくちゃだな!」

その後、犬飼登場。
(失神した神南と犬飼は大口くん二役。
キッチンは囲まれているので客席から見えない状態。
早着替え素晴らしい!!)

石井「いいいい犬飼さんなら…!」
犬飼「あ?」
大倉「出産したらゾンビになってしまうからわたしを殺してほしいの!」
犬飼「おう、いいぜ」
石井「でええええはこのほほほ包丁を」
震えまくる石井
犬飼「震え過ぎて受け取れねえよ!」

包丁を受け取った犬飼は大倉に刄を向ける。
まゆ「ね、お腹の子は男の子?女の子?」
大倉「なんかあなた、近いものを感じるわね…。男の子なの」
まゆ「ふふふ…。名前は?」
大倉「えっ」
まゆ「名前は…。」
大倉、犬飼の方向を向いて「あなたが付けてあげて」
犬飼「え!?いや、殺人者が付けたらまずいだろ」
大倉「いいの。この子の命の恩人にもなるんだから」
犬飼「…じゃあ、ゆうた!」
大倉「ゆうた…。うん、いい。字は?」
犬飼「勇ましいに大きい!」

まゆ「ねえ、決まったところで…メッセージ残さない?」
まゆのスマホで勇大くんへメッセージを残す事に。

監督:石井
インタビュー:猿渡
撮影:まゆ
という配役で。
監督の石井はキッチンの中から二本の木の棒を取り出し…
石井「本番…よーい!」カンッと叩く。
手でマイクの形を作りながらインタビューする猿渡。
猿渡「えっと…なにインタビューすれば…」
まゆ「まずは自己紹介でしょ!」
猿渡「お名前は!」
大倉「大倉恭子○○○○です」(カタカナのパリス的な名前に…)
石井「カーット!!」カンカンッ

大倉の調子が徐々におかしくなっていく。

石井「もいっかい!本番…よーい!」カンッ
猿渡「お名前は」
大倉「大倉恭子、26歳です」
石井「カーット!」カンカンッ
大倉「ええええ!」
猿渡「うそでしょおっさんなのに」
大倉「26歳のれっきとした女性よ!」
全員「ええええ」
大倉「ほら、母子手帳!」

そしてテイク3。

石井「本番…よーい!」カンッ
猿渡「お名前は」
大倉「大倉恭子、26歳です」
猿渡「母親になる気持は」
大倉「はい、最初はなんとも感じなかったんですが、陣痛の痛みを感じるたびにこの子が産まれてくるんだなあと実感しています」
猿渡「お腹の子の名前は?」
大倉「勇大です、あの人が付けてくれました。」
犬飼にスマホのカメラを向けるまゆ。
犬飼「!?」(逃げる)
石井「カット!なんで逃げるんですか!」
犬飼「いや、おかしいだろ!殺す奴が映るって」
石井「ちゃんとやってください」
みたいな…。
そして犬飼、次はカメラを向けられたら万遍の笑顔へ。
そして大倉の旦那さんはニコラスケイジとジュードロウを足して2で割った感じらしく
猿渡「みんなハゲ…」
石井「しぃー!」指を口に当て
大倉「うん、ハゲが好きなの…!」

そしてようやく出産へ。
産まれた勇大くんはちゃんと人間で。
しかし大倉がゾンビに変貌。
大倉「ゆうた…ゆうた…」
慌てて勇大を抱えて逃げる猿渡。
犬飼が大倉を殺そうとするが、石井が止める。
石井「待って下さい!勇大くんを恭子さんに」
まゆ「でも好きな人だと襲っちゃう!」
石井「大丈夫!」
恐る恐る勇大を大倉に差し出す猿渡。
すると大倉は勇大を襲わない。

まゆ「そうか…!ゾンビは好きな人を襲ってる訳じゃないんだわ!
襲う気なんて無い。でも、拒絶されるとそれが怒りに変わり…」

しばらくし、まゆが大倉を汚ギャルのミチカに瓜二つなことに気付き、
汚ギャルとして生きていけばゾンビと気付かれないだろう!と
まゆの計らいでミチカの格好をすることに。
そして犬飼先頭に、見せの外に出て助けを求める為、店をでる。
勇大と大倉を残し。

めでたし。

そして1年後の様子へ。
石井/田中圭挨拶、まゆ/池田鉄洋が花を持って挨拶、猿渡/福士誠治が挨拶。

暗転

映像で窓の向こう側に23年後の冒頭に出ていた三橋と勇大が現れる。
勇大「そろそろ疲れてきませんか?」
三橋「いえ、大丈夫ですよ」
勇大「そうですか?きっとお尻が痛くなったりトイレに行きたくなったり」
三橋「いえ、僕立ってるのでそういうことは…」
と客席を気遣う場面が合ったり。
三橋「では、これが真相ですね…?」
勇大「いえ、実はまだ続きが…」

(↑↓ここらへんごっちゃで時系列ごちゃごちゃです…)

暗転

再び大倉と勇大のシーンへ。
すると通気口からオタクの日木沢がでてくる。
背中にナイフを刺しながら。

大倉はミチカの格好をしているので日木沢はミチカだと思ってしまう。
日木沢「ブス!なんだよ!俺はもう死ぬんだ」
大倉「ゆうた…ゆうた…」
日木沢「いっそゾンビにでもなれたら不老不死で居られるんだ。そうだ、外に…」
大倉「だいじょうぶ…?」
日木沢「へっ…?」
大倉「大丈夫…?」
日木沢「っ…!お前のツンデレなんか…卑怯だぞ!!」

日木沢は泣いてしまい、アタマに付けていたバンダナを取ると
なんと生え際がM字でハゲ…。
それを見た大倉は日木沢に好意を持って噛み付く。
ギャアアアアア

暗転

〜エンディング〜
♪The Pillows「Propose」



以上!
カーテンコールは3回ありました。
3回目は驚かれていました。ちょっとそういうの嬉しい///
圭くんも最後にバイバイと窓越しに手を振ってくれました。

さて、レポートはうろ覚えのストーリーの時系列ごっちゃです。
台詞もこんなかんじーって書いてるので曖昧です。
途中、倒れていた花瓶を直す圭くんは凄く自然でよかった。

映像でも音でも楽しめる舞台でした!
衣装も音楽も演出も脚本もそして役者も、もう素晴らしかった。
ぜひDVD化をしてほしい作品。
できたらリハの映像も見たいくらいです。
衣装チェンジも役の切り替えもパッパッとこなす皆様。
本当に贅沢な舞台だったと思います。
こんなに楽しくて面白くて役者さんの色んな演技が見れる。新しい!

やっぱり子育てプレイメンバーは最高だと思いました。
第二弾もぜひぜひぜひぜひ!!!と思います。

長文、そして拙いレポートですが、
お読み下さった方はありがとうございました。(°^ω^°)。

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