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同人誌作成メモ

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#エッセイ

一太郎を使って疑似小口染めの本を作った話

10月に出した本では初めて、疑似小口染をしました。 表紙も特殊紙、模様のある箔押しという楽しい仕様にしたので詳細はまた今年作った本のまとめとして書きますが、今回はそのとき一太郎を使ったので設定に苦労した話です。 疑似小口染めとは、本文の縁に黒い線をつけることで、外側から見たときに四方が黒く見える装丁です。 小口染めは直接本のページを外側から塗る方法で、そこそこ分厚い本でないと意味がないですし、締め切りが早まったりプラスの費用がかかったりします。また、オンデマンド印刷ですと

無名二次創作作家、同人誌を出す。

はじめに皆さん、同人誌、出したくありませんか?同人誌を出したいのに、スケジュール感が分からずに諦めている方、いませんか? 同人誌を出すまでのハードルは大きく2つ。 まず入稿データに関する問題。フォーマットの作り方が分からない、どんなソフトが必要か分からないといった障壁があります。 そしてもう一つはスケジュール感の問題です。参加するためにはどういったものを揃えて、どんな行動を起こせばいいか分からない、という障壁です。 今回は2つ目の問題に焦点をあて、実際に本を作り、即売会に参加

同人誌を作るのに参考になったデザイン関係の同人誌9冊

前回・前々回と同人誌作成に参考になったデザイン関係の本の記事を書きました。 これらを書いた際には、手に取りやすさを考えて同人誌は除いたのですが、同人誌を作るのには手っ取り早く参考になるのは、結局同人誌を作っている人の情報だと思います。(情報がそのまま使えるので) 実際に確認してみると、DL版だったりで今でも手に入れられる本が意外に多いようでした。 そんなわけで、手持ちの同人誌作成に役立つ同人誌を紹介してみます。 木緒なちの同人誌デザイン デザイナーさんが発行されている