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価値観を形成してくれた推しの存在と 日々を彩る推したちへの感謝 - 大野智、BinTRoLLファン かえさん

あなたには「推し」はいますか?芸能人やアニメキャラクターに対する大好きでたまらない、応援したいという気持ちはわたし達に生きる活力を与えてくれます。

「推しは元気や力、勇気を与えてくれる存在」なんて、わかりやすい言葉では収まりません。一人ひとりに推しがいるならば、その人にしかない「推し」からもらった何かがあるはず。

今回は、嵐の大野智さんの存在によって、思春期の価値観を形成してもらったかえさんを紹介します。かえさんは、文化財団でさまざまなジャンルのイベント企画や運営のお仕事を経験したのち、現在はフリーランスのWebデザイナーとして活躍しています。高校の音楽科を目指した中学生時代、かえさんの懸命な努力を後押ししたのは大野智さんの存在でした。現在もさまざまなジャンルの推しについて楽しそうに語るかえさんからは、推し活の魅力を感じることができました。

大野くんがいたから辛い時も乗り越えられた

ーー経歴について詳しくお伺いしてもいいですか?

高校ではピアノの演奏を中心に学んで、大学ではコンサートや舞台などの企画・運営について学びました。そのあとに市の文化財団に就職して、音楽系をはじめとしたさまざまなジャンルの講座やイベントの企画・運営を一貫して担当していました。

ーー幼いころから音楽が好きだったんですか?

そうですね。幼い頃から音楽が大好きで、ピアノの演奏も大好きでした。ピアノの演奏が好きすぎて、音高への進学を目指してめちゃくちゃ練習して入学しました。演奏家になりたかったというよりは、音楽とピアノが好きすぎて勉強したい!音楽を通じて楽しいことを企画したい!というのが行動の源泉でした。なので文化財団の仕事はとても楽しかったです。

ーー音高進学に向けた努力を支えてくれたのが、嵐の大野さんとのことで。出会ったきっかけはなんだったんですか?

小学6年生のときに、母親が大野くんの個展を教えてくれたのがきっかけです。当時私自身も鉛筆画にハマっていたので、大野くんもアート作品をつくってるよと教えてくれたんです。当時見かけた細かなドローイングの作風が面白くて、どんな人なんだろうと興味がでるようになりました。

ーーそのあと嵐の音楽を聞くように?

そうです。大野くんの柔らかい歌声もすごく好みで、もっと好きになりました。もっと大野くんを知りたい!とインタビュー記事を読む日々。そこで知った大野くんの物事の考え方が当時のわたしにすごく刺さりました。

インタビュー記事を読むなかで、大野くんは自分に厳しくてストイックだけど、実力を誇示せず、周りには優しく接する温厚な人だと知りました。人間としてすごくかっこいい、尊敬できる人だなと思えたんです。実は当時中学生だった私はすごく荒んでいたんです。小中学校の環境があまり良くなくて、自分にも厳しく、人にも厳しく、殺気だった感情で過ごしていました。そんな状況だったからか、大野くんの姿にすごく憧れて、こんな風にかっこいい人になりたい!と思ったんです。

中学時代は部屋に大野くんの写真やインタビュー記事を貼って、気持ちを高める日々でした。音高合格に向けて人生で一番頑張った期間も 大野くんを見てモチベーションを保ちました。大野くんとの出会いがなかったら乗り切れなかったと思います。

ーー人生で一番大事な時期に支えてくれたのが、大野くんだったんですね。

そうですね。大野くんは東京から単身、京都に行って活動していたり、デビュー前に客席がガラガラだったり、悔しい思いを経験されていたそうなんです。目の前のことを頑張り続けるしか道が開けない状況を経験して、ストイックに努力をしてきた人。その姿にすごく憧れました。わたしも大好きな音楽に対してストイックに努力しよう!と、好きなことに真摯に努力できる大野くんの人間性を真似していました。

ーーこれまでの人生のなかで一番頑張ったなと思うのはやはり高校受験のときですか?

やっぱり高校受験は、何かを頑張って結果がしっかりついてきた大きな成功体験の一つです。その経験のおかげでやればできる!と思えるようになって、大学で苦労したときも、やればできる!と自信を持って頑張れました。その成功体験を支えてくれたのは大野くんだったので、本当にありがたいです。

日常を彩る歴代の推したち

ーー大野くんとの出会いによって、かえさんの中に生まれた価値観でさまざまな困難を乗り越えてきたんですね。今も一番好きなのは大野くんですか?

結局大野くんだな!みたいな気持ちが一番近いかもしれないです。キャー!ってなるような熱狂的な気持ちは少し落ち着きましたが、ふとした時に嵐の曲を聞くとやっぱり好きだなあという気持ちが溢れてきます。他にもたくさんの推しがいるので、キャピキャピした好きはそちらに向けて、心の根底に大野くんがいる感じです。

ーー今キャピキャピした好きを向けている推しはどなたなんですか?

ゲーム実況を配信しているBinTRoLLという6人組のグループです。そのグループと仲良しの実況者のリモーネ先生や声優の花江夏樹さんの動画も好きです。YouTubeでいつでも見れて生配信見たり、コメント読んでもらえたり、芸能人に比べるとファンとのコミュニケーションが近いなと思います。人が集まって楽しそうにしているのを眺めているのが楽しくて(笑)。BinTRoLLに出会ったのは、ちょうどコロナ禍でした。当時遠距離恋愛をしていた現在の夫と会いにくかったり、仕事が忙しかったりで寂しい時期だったので、めちゃくちゃ元気がもらえました。

ーーそういう時期に支えてくれるコンテンツがあるのはありがたいですよね。

一つのことに依存しないように、好きなコンテンツをたくさん作るのは大切だなと思います。人間関係もそうですけど、一つのことに依存しすぎると良い関係性が作れない。そのコンテンツや関係がなくなってしまったときにものすごく辛くなってしまうと思うんです。

ーー他にも推しはいるんですか?

SixTONESも好きですし、シンガーソングライターのダイスケさんや芸人のラーメンズにハマっていたこともあります。日常を賑やかにしてくれる好きなものが増えていくのは、純粋に楽しいです。

ーーかえさんのお話を聞いていると推し活の魅力を改めて実感します。

歴代の推したちって嫌いになっていくわけじゃなくて、世の中に好きがどんどん増えていく感じなんですよね。これからも好きが増えていったら、ハッピーだなと思います。今推しがいる人ほど、もっと推しを増やしていって欲しいです。中学の頃と今では推しに対する反応も違いますし、推し活を通して自分の感情や琴線が変わっていくのも楽しみです。

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思春期に大野くんの影響を受けたことで、努力ができる自分に変化することができたかえさん。その時に身につけた自信や価値観は、今でもかえさんを支えてくれています。

推しは人生を支え、日常を彩る。かえさんの柔らかな笑顔には、推しへの感謝の気持ちがあふれていました。

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