見出し画像

【読書】超訳 言志四録 西郷隆盛を支えた101の言葉

市役所を退職してから読書をする時間はなかなか取ることができませんでした。
ようやく最近時間がとれるようになり、最初に読んだのが、
こちらの「超訳 言志四録 西郷隆盛を支えた101の言葉」です。

西郷さんの人物像に触れるには、南洲翁遺訓があります。
庄内藩の人たちが西郷さんの教えをまとめてくれたもので、大変ありがたい。

遺訓の中から垣間見える西郷さんの思想の源流となったものが、佐藤一斎先生の記した「言志四録」です。
全四巻1133条にわたる中から、西郷さんは101条を選び、自分の座右の書としました。
これを「南洲手抄言志録」といい、本書はこの101条を平易に解説したものです。

齢49にして、言志四録を知り、「南洲手抄言志録」を通読し、まだまだ己の学の浅さを痛感しました。
そして、今の私の心に響くものでした。

1条だけ取り上げます。

「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂ふる勿れ、只だ一燈を頼め。」
(本書訳「暗闇を恐れるな。希望という一燈を持ち、前へ進め。」)

全条に触れたくなったので、機会を見て読もうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?