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息苦しくて肩が強張る よどんだ川に沈んだ街で もがく僕らはセミのよう エサを欲しがる鯉の…
夏へ憧れうだる夕刻 白南風(しらはえ)の吹くこの頃は 天の川から手を振る彼女を 思い出さず…
夜なのもあるだろうか 新しいビルが立ったからだろうか 久しぶりに降りた駅は 驚くほど他人…
「彼の後ろ姿がさ、離れないんだわ。」 久しぶりに会った彼は言った。 コロナ禍で変化した…