【酒飲編Vol.4】ハイランドパーク カスクストレングス リリースNo.2
Spec
ハイランドパーク カスクストレングス リリースNo.2
63.9%
評価
美味しさ:8.5/10
お気に入り度:9/10
総評:9/10
ノート
◯香り
チョコ、バニラ、ラムレーズン。菓子パンや蜂蜜系の香りも。
◯味
アタックの強い葡萄から始まりチョコ、メープルシロップ、モルト、黒糖、蜂蜜とめまぐるしく変わって行く。特に終盤の黒糖〜蜂蜜感はピートと相俟ってかなりジューシーでヘヴィ。
◯ボディ
フル。最後の1滴に近い事もあって意外とマイルド。
◯フィニッシュ
長い。蜂蜜を伴った煙がかなりの時間伸びていく。
コメント
我が家のコレクションの中でも完全に上位に入る1本。買った当時はかなりの衝撃で、速攻で2本目をキープしたという背景があったりする。
ハイプルーフ。効いているが効き過ぎていないシェリー樽。伸びる余韻。等々・・・要素要素の満足度が高いだけではなく、ブレンドにより綺麗にネガティブ要素を消す事が出来ている。かつハイランドパークという銘柄の魅力を余す事なく表現している。素晴らしいリリース。流石にオールドのような重厚感を求めるのは酷だが、スケールのデカさの片鱗は感じれるし、ちゃんとハイパのオールドと同じ延長上に居る事が伺える。
購入当時はコレが1万円だったが、完全にお釣りが出るレベルの美味さ。これ以上コスパの良い1本を挙げろと言われても、知る範囲ではラガヴーリン16年かクラシックオブアイラぐらいしか思い付かない。近年リリースされたものではコスパ最強と言って良いと思う。
このカスクストレングスシリーズは現在も定期的にリリースされており、流石に若干の値上がりを見せているが、それでも1万円台前半。コレと同じようなクオリティと傾向が見られるなら間違いなく買いのボトルだと思う。
トータルでは若干飲む日のコンディションに左右されるため美味さは8.5としたが、いつ飲んでも余韻は素晴らしい為、1日の終わりを高い充実感と共に締められる有難い1本。これは自分がもう一つお気に入りの軸にしているノンピートフルーツ系では得られない感触。1本目はじきに飲み切るが、ストックの2本目をいつ開けようか悩ましい、そんな1本である。
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