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【酒飲編Vol.11】ディスティラリーズコレクション グレンマレイ 2007 15年

Spec

ディスティラリーズコレクション グレンマレイ 2007 15年
(バーボン)バレル
49.3%

評価

美味しさ:9.5/10
お気に入り度:9/10
総評:9/10

ノート

◯香り
フレッシュバナナ&林檎。それがミントのように鼻に抜ける。溶剤ともケミカルとも似て非なる絶妙な刺激感で非常に心地よい。
◯味
フルーツシロップ。カラメルと蜂蜜が現れたのち焼き菓子のようなモルトが続いていく。
◯ボディ
やや軽めのミディアムだが元気がいいので物足りなさは無い。
◯フィニッシュ
中程度〜長め。そこそこ長いスパンで焼き菓子、モルト、林檎と余韻が変わっていく。最後にモルトの甘い香りが残る。

コメント

比較的最近購入。
遂に見つけた、ダフトミルとタメを張れるレベルのノンピートフルーツ系ボトルの決定版。
グレンマレイは初めてだったが、Twitterで本ボトルが「グリーンバナナ全開」と評されているのを発見し、スペックも度数の落ち感もバッチリな様子だったので購入。

今年はそこそこアタリと思われるボトルを引いたが、コレはその筆頭。ダフトミルの感動を思い出させるバナナ、フルーツ&モルトという素晴らしい構成の1本。ダフトミルから更に野暮ったさを差っ引いて、より洗練されたフレーバーに再分配するとこうなる、みたいな感じ。イメージ的にはギャルゲーの元気系後輩みたいな。
15年49.3度という絶妙な熟成感も非常に好印象。実際飲むと元気もある。それなりの熟成感も伴う。キツ過ぎない。と良いとこ取り状態。またこういったフルーツ香メインのノンピート系で余韻の充実感まで高いというケースはこのボトルが初めてかもしれない。余韻やネガティブな感じの少なさは完全にダフトミルより上位。
確かこのシリーズはシングルカスクだった筈だが、10年台でこのバランス感を持ったシングルカスクは滅多にお目にかかれないと思う。

これで心置きなくダフトミルを空に出来ると思う反面、次この系統でこのレベルの1本手に入るのいつになるやら・・・などと考えたり。

あ、おそらくダフトミル再登板は無いっす。絶賛高騰中かつ入手性が極悪過ぎるので。。





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