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【酒飲編Vol.12】エドラダワー 2011 10年 (シングルカスク)

Spec

エドラダワー 2011 10年
シェリーバット
カスクNo.355
57.6%

評価

美味しさ:5/10
お気に入り度:4/10
総評:4.5/10

ノート

◯香り
刺激のあるシェリー香、焼き菓子、プラモ用シンナー。加水するとまさかのそばつゆ感。
◯味
甘辛ダシ、若干鰹系。モルトが中盤を支配。クリームが後半に現れ、その後は辛味が山椒のようにじわじわ残る。飲み進めると、クリームが来る所にチョコやコーヒーの存在も感じる。加水の方が甘みとモルトがフィーチャーされて良い。
◯ボディ
フルだが、あくまで樽感主体のフルボディ。
◯フィニッシュ
短め。味が引けるとプール上がりのような水っぽさが残る。

この色味よ。白背景でボトルだけ撮るとほぼ真っ赤だぜ。

コメント

寒い季節になると、ついついシェリーの暴力を浴びたくなっちゃうんですよねぇ・・・
という訳で、我が家の暴力系シェリー筆頭。YAKUZA。

気持ちいいぐらい美味そうな色が入ってるが、反面コイツは我が家でも相当歪なボトル。カスク全開でのっぺり香味が付き、原酒自体の熟成がまだ足りてない感じを受ける。コレでも開栓からの経年変化でだいぶ柔らかくなったのだが・・・カスク全開の歪さがボディのごっつさと短い余韻としてよく現れてしまっている。一応、地の酒質、特にエドラダワーにおいて一般的によく言われるクリーミーな部分はよーく感じられる。
加水、それも派手めに行う事で、全体的に1回り上のランクのモルトに進化する。ただ、気持ち程度の進化なので過度な期待は禁物。

ついつい1stフィルシェリーで良く色の入ったボトルを選んでしまいがちだが、実は危険な事が多い・・・まさにシェリー「ボム」である。
良い子のみんなは、色が濃い物は加水ボトルを、樽出しならリフィル以降のシェリーカスクを買おうね。おじさんとの約束だよ。
尚異論は認める。

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