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【酒飲編Vol.34】インチマリン シングルカスク 2009-2020 for HUB

Spec

インチマリン シングルカスク 2009-2020 for HUB
バーボンバレル?
カスクNo.6102
53.4%

評価

美味しさ:7.5/10
お気に入り度:8/10
総評:8/10

ノート

◯香り
パイナップルとバナナをメインとしたフルーツ香と溶剤。やや蜂蜜やサウナのような乾いた木も感じる。最低限の刺激が残っている。
◯味
最初は透明なシロップの甘み。次にスパイシーなモルトが来て、最後はやや苦味が残る。
◯ボディ
ミディアムやや軽め。
◯フィニッシュ
短め。爽やかなシトラスと言った感じの余韻がスッとキレ上がる。

プレミアム感があってとても好きなラベル。

コメント

こちらは良いインチマリンの例。
ダフトミルのバナナ香を追っている中でインチマリンを発見したのはインチマリン12年の紹介時に書いたが、実はインチマリンという銘柄を知るキッカケになったのは何を隠そうこのボトル。
友人とHUBで飲んでた所コレが置いてあり、試してみるとコレが非常に良かった。ダフトミルのレベル感ではないが、当時からアレは(味も入手性も値段も)特別だというのは何となく感じてはいたので、ジェネリックダフトミルとして個人的に一目置くようになったのである。
そこからインチマリン12年を買い、某文化研究所PBを買い、どれも好印象だった中である時ふと気まぐれで調べてみると何とあの時のボトルがWeb上で販売しているではないか。値段も悪く無い、買いだなという事で購入。
 
インチマリンはいくつか試した経験上、基本どれも薄めのボディ・垢抜けない麦感に一癖あるケミカルフルーツという構成だが、本ボトルはその個性が大爆発している。真っ当な美味さでは後日紹介予定の某文化研究所PBの方が上だが、ケミカルフルーツへのフォーカスという点ではこちらの方が上。
なんならケミカルフルーツが相対的にめちゃくちゃ目立つのでそれ以外の部分のイメージを忘れがちな程である。みんなジャケは覚えてるけど内容を覚えていないアルバム、みたいな。インギ様のFire & Ice的な()
 
そんな訳で、インチマリン及びロッホローモンドは(スペックさえ間違えなければ)素晴らしいケミカルフルーツが体験出来るぞ、という良い例のうちの1つ。
・・・まぁ、スペック間違えるとああいう事も起きるんだけど(苦笑)
買う側のセンスが問われる・・・()


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