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【酒飲編Vol.43】シグナトリー グレントファース 2009 13年 selected for Japan

Spec

シグナトリー グレントファース 2009 13年 Specially selected for Japan
1stフィルシェリーバット
カスクNo.900334
46.0%

評価

美味しさ:7/10
お気に入り度:6/10
総評:6.5/10

ノート

◯香り
溶剤とニッキ・メントール。シェリー熟成由来らしき香りも相俟って和菓子や和室のような香りに感じる。
◯味
凝縮された、モルトとも野菜風とも言えるような出汁感。旨み。でもどこか和風で、甘さ・苦さ控えめ。ややピリっと来た後に、余韻に向かってシナモンと葡萄の要素が伸びるが、やはり和風。
◯ボディ
出汁感に釣られてフル寄りと言いたくなるが、ミディアムほぼど真ん中。
◯フィニッシュ
中程度。和室とお香。
 
注いでから時間経過と共に一般的なシェリー熟成のモルトに近づく。やっぱり和風だけど。

コメント

比較的最近購入。
前から常々感じていたのが、「酒販側の一押しボトルに選ばれるのは一体どういうボトルなんだろう」という疑問だった。今冬の個人的シェリーボトルブームもあり、某トヤマさんのお勧めボトルだったこのボトルを入手してみたのだった。実はトファースは飲むのも初めて。
 
・・・その某酒販から出ているコメントに「あんこ」と書いてあるが、そう言いたくなるのもとてもよく分かる。こんなに和食系の味わいなウィスキーは初めてである。他のトファースはどうか知らないが、このボトルについては間違いなく和風な超個性派だと思う。ジャパニーズでこういう感じのものを飲んだ事は無いし、コレはスコッチなのだからまた面白い。
自分の好みからは若干外れる変態系のボトルな為、素晴らしい!とは言わないものの、この濃ゆい出汁感と言い香味のパワーと言い、非常に素性は良く、美味いと言って差し支え無い出来だと思う。
 
そんな訳で、酒販側一押しのボトルを買ってみよう第一弾で釣れたのは「非常に良質な超個性派」だった。この手の一押しシリーズで気になっているボトルはあと複数あり、実はもう一部手に入れているがそれは別の機会に・・・笑

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