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【酒飲編Vol.70】オクトモア 07.2

Spec

オクトモア 07.2 (5年)
アメリカンオーク樽+ワイン樽(シラー種)
PPM:208
58.5%

評価

美味しさ:8.5/10
お気に入り度:8.5/10
総評:8.5/10

ノート

◯香り
炭をぶちまけた蜜。灰。灰。スモーク。オレンジ。炭。潮風。炭。ほぼ暴力。
◯味
味の素を大量投入したモルト。麦、嫌味の無い樽感が存分に楽しめる。短熟故のアタック感・ピリピリ感を旨みと煙でマスキング。ややヨードも感じる。モルティな苦味とシトラスな酸味と共に余韻へと続いていく。
◯ボディ
ミディアム〜フル。かなり骨太。
◯フィニッシュ
長いが線は細め。貝殻の混ざったスモーク、灰。

コメント

瓶デザインのおかげで残量が全く解らなかった本ボトルも遂に瓶底を迎えた。
このボトルは6年近く前の購入品。自分が実家を出た時も、実家に戻って来た時も一緒に居たボトルであり、何しろ初めて手を出した1万5千円オーバーのボトルだったと思う。当時はフェノール教だった故に。いや〜色々感慨深い。
 
ノートを見ていただければ分かる通り、スモーキーさだけは暴力級のおふざけレベル。しかしそれ以外は若さ故のハジけ感・全体的な厚み・飲みやすさが両立しているかなりの優等生。飲み進める頃には煙にも慣れて純粋な美味さがより際立つ。5年という熟成年数の影響か、香味構成に対して中盤〜余韻はやや軽めではあるが、その辺りは強力なピートでカバー。長く伸びていき、飽きさせない。実によく出来た1本である。
 
このボトルについては瓶底に至るまでほぼ印象が変わっていない。他ではまずお目にかかれないスーパーヘビーピート、若くて充実したスピリッツ、優等生な樽使い。これの購入当時は樽でウィスキーを見ていなかったけど・・・購入時から今日まで変わらず楽しめたと思う。
・・・・・まぁ、煙が基本暴力だったから、気の向くまま飲んでいたら今日までかかった訳ですが。。苦笑
 
飲めば美味い。飲むまでは敷居が高い。()
ご馳走様でした。

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