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【酒飲編Vol.13】ベストドラム ザ・ダークシークレット Vol.Ⅱ

Spec

ベストドラム ザ・ダークシークレット Vol.Ⅱ 1996 19年
シェリーホグスヘッド
ブレンデッド・モルト
(◯ッカランと◯イランドパークを1:1で配合したもの、とされる)
(因みに筆者はマッカ◯ンではなくグレン◯セスだと思っている)
51.8%

評価

美味しさ:8.5/10
お気に入り度:8.5/10
総評:8.5/10

ノート

◯香り
ペンキ、干し葡萄、胡椒辺りがメイン。家具のような香り。若干のヒネ感と蜂蜜。時間経過と共にシェリーの甘い香りが支配的に。加水でカラメルチョコメインに。
◯味
焦がした黒糖や、カラメルのような甘み、黒いメープルシロップと蜂蜜。スタウトのような甘苦モルトののち徐々にコショウが口の中で炸裂していく感じ。本当に52度かコレ?って思うようなパワー。
3口目辺りで一気にオールドシェリーに見られるタイプの黒糖味が出て来る。
◯ボディ
フル。
◯フィニッシュ
中程度〜長め。草、ローストしたモルト、蜂蜜ピート、チョコ。最後は草が残る。奥から葡萄の感じも見受けられる。飲み進めて行くとどんどん余韻が加算されていき、オールドシェリーのような迫力が出て来る。

(240429追記)フィニッシュ手前辺りから硫黄・野菜を感じる事がある。

コメント

比較的最近購入。
ある日、このトンデモスペックなモルトを見つけた。見つけてしまった。
ウィスキーが高騰化しているこのご時世に、2万ちょいで2015瓶詰め?96ビンテージの19年??しかも噂では現在絶賛高騰中のマッ、とハイ、の1:1ブレンドぉ???
ホンマかいな・・・でもスペック気になり過ぎる・・・よし買おう()
 
ちょろい消費者である。
 
肝心の味だが、コレ本当に19年熟成→瓶詰めから8年経ってますか?本当に52度ですか??っていうぐらいバッチバチの辛口シェリーモルト。ただ、味の基本線は一昔前風の正統派甘口シェリー。よってトータルでは甘辛。加えて謎の風格は備わっており、それは注いでからしばらく経つと96ビンテージも嘘では無いかも知れないと思わせるだけの古酒系のアレやコレは感じられる。
樽詰め・瓶詰めからこれだけの時間があってもなお、コレはもう暫く寝かせておく必要のある瓶なような気がしてならない。それ程に原酒の攻撃力が凄まじく、まとまりを得るのにもう少し時間が掛かる1本な気がしている。ちなみにやはりコレも加水すると旨くなるが、せっかく凝縮されていたパワーが分散されるようなちょっと勿体無い気分にもなる。
そして噂のブレンド内容だが、蜂蜜感からしてハイパは居る。確実に居る。ただマッ・・・はどうかな・・・居るかな・・・?この青っぽい感じはどっちかって言うとファー・・・のイメージなんだけど正直おれそんなマッ飲んでないしなぁ・・・でもパワー感はファー、とかマッ、のイメージだよなぁ・・・。つか他にこのぐらいバチバチな蒸留所あったっけ・・・。やっぱ持ちグループ的にも某雷鳥ボトルの原酒的にもマッ、との組み合わせの方が自然かなぁ・・・?
・・・まぁそんな感じ。
 
ノートの通り情報量は多いし、トータルで美味いは美味いのだが、腰を落ち着かせて楽しむにはちょっと忙しないモルトである。まあ開栓という重要なプロセスも踏んだし、コレは年単位で放置して様子見したいモルトかな。そうすればユウナレスカ第二形態ぐらいまでパワーアップしてくれる・・・事を期待したい。
 
[‘24/02/12追記]
多分コレ、1:1の片割れはマ◯カランではなくグレンロ◯スですね。偶然にも最近グレン◯セスの19年を手に入れたんだが、コイツにめちゃくちゃそっくりなんで・・・。。どっちも雷鳥だし。


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