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【酒飲編Vol.10】ダフトミル 2008 サマーバッチ

Spec

ダフトミル 2008(-2019) サマーバッチ
1stフィルバーボンバレル(7樽分をヴァッテド)
46.0%

評価

美味しさ:9.5/10
お気に入り度:9/10
総評:9/10

ノート

◯香り
バナナ、バナナ、バナナ、テラコッタ、バナナ、テラコッタ、テラコッタ、パイ。
嘘です。
完熟バナナを溶かした溶剤。うっすらバニラと木屑。
◯味
フルーツと麦を煮詰めてアクセントにはちみつを混ぜたかのような味。甘さはそこそこに、モルトの旨みが凝縮されている。中盤以降、一瞬バターを感じる事も。
◯ボディ
しっかりめのミディアム。このタイプのモルトでこれだけ嫌味なくボディが盛れてるのも珍しい。
◯フィニッシュ
中程度。バナナをはじめとしたフルーツの皮で作ったジュースのような感じの余韻に支配される。


我が家で1番背の高いボトルかもしれない。

コメント

ボトル買い街道へとおれを誘った狂気の1本。
開栓した瞬間からグラスがバナナ香で満たされ、飲めばひたすら旨みのあるモルト。途中ほぼ嫌味もなく最後までバナナという超バナナ体験が出来る稀有な1本。バーボンカスクの究極系の1つ。

このバナナ香が余りにも魅力的だったので、こういう香味を持っていそうなボトルはそこそこの数試したが、結局コレに敵う奴は今日まで出て来ず。最近になってようやく1つ見つけたが、まぁ香り・味共にここまでハイレベルなヤツに出会うまで3年半掛かった。それぐらい素晴らしいボトルだった。
いうてもそのハイレベルなヤツもカスクだし・・・46%加水でコレは狂ってるよ・・・。

コイツは飲むのが勿体なさ過ぎて3年半経ってもまだ飲みきれてない。これに出会ってなければ、インチマリンやウルフバーンに注目する事も無かったであろう。認知の裾野を広げてくれたボトルでもあるし、沼を掘り下げた業の深いボトルとも言える。


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