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【酒飲編Vol.60】イースピリッツ ブレンデッドモルト エクストラオールド

Spec

イースピリッツ ブレンデッドモルト エクストラオールド
for Limburg Dramclub
46.3%

評価

美味しさ:9.5/10
お気に入り度:9/10
総評:9.5/10

ノート

※ネクターXOとほぼ同様。
◯香り
酸味のあるシェリー、古い倉庫のような湿った木材。次第にチョコレートクッキーのような香りが存在感を示すように。
・・・ネクターXOよりフルーツ感控えめで、ややピート由来の香味が強め。
◯味
甘みとダシ感が最初に来る。常に胡椒風のスパイシーさがまとわり付く。序盤は若さも感じるハジけ感だが、中盤以降にモルトの味わいと古酒を思わせる黒糖に支配される。
・・・ネクターXOより渋み強め。
◯ボディ
ミディアム。
◯フィニッシュ
長い。オールド黒糖蜂蜜ピート。やや草っぽさも感じる。トータルの心地良さが尋常じゃない。
 
ネクターXOと比べると、こちらの方が全体的にガッツがあり不器用な感じ。

コメント

GW最終日の深夜、キリのいい酒レビュー本数、わかるね?()
 
比較的最近購入。
ネクターXOの衝撃からまもなく、リリース時期・度数・EU圏のボトラー・不自然なXO表記という共通項から探し出したのがこのボトル。
 
・・・両者のテイスティングノートを見て貰えれば解っていただけるかと思うが、“当たり”。飲み較べもしたが、ネクターXOとはほぼ同一の味わい。出自は全く一緒であろう。
違いはフルーツ感・ピート感・渋みぐらい。それも微々たる違いで、スタンダード品のロット違いのような、あるいはそれ以下の差異。この差異は気にならなくも無いが、実質オールドシェリーの味わいを楽しめるという部分が一連の”ブレンデッドモルトXO“の本質的な素晴らしさな訳で、その要素の大きさに対しては全く気にならないレベル。
 
ネクターXOとほぼ同一故に、このボトルの味わいに対するコメントという意味では「前回と同様なので特に無し」。
ただ、ネクター・イースピ双方のXOを定期的に飲んで「今が飲み頃かも?」と感じる事もある。元々過熟度数落ちのカスクを誤魔化す為に若い原酒で度数ブーストしているという背景を持つ一連のXOリリースだが、そういう訳もあってか香りの壮大さに対してボディは元からやや軽め。今は良いバランスだが、既にボトリングから8年経っているし、経年変化でこれ以上ボディが落ち着いてもトータルでプラスにはならないような気もしている。
・・・まぁ、どのみち勿体無いし完全に我が家のスペシャルティドリンクと化しているので、飲み切るのに2年は掛けるだろうけど()
 
なお、本ボトルはネクターの時に予備確保の機会を逃した事もあり、すぐさま追加補充。決して開栓に失敗してコルクを折ったからとか、そういう訳ではない()

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