傘 3

○月×日

女に隠し通せなく成ったのでメルモちゃんを埋めに行く土が固い

○月×日

甘ったるい毎日はまるで溶けたアイスクリームの用で蟻が群がるだけだろう女が酒を隠すので俺は精神の均衡が崩れて立って居られなくなる床が柔らかく成り体がめり込んでいく夜の声が聞こえる

○月×日

朝から○、専門病院の受信日を忘れる女は泣いてばかりいるので女の影を掘るとメルモちゃんが出て来る二人で笑いあう

○月×日

パチンコで儲けたので久し振りに行きつけの飲み屋に行く専門病院に行くからもう来ないって言ってたのに良いのかと聞かれる夜から雨、俺は傘を借りて駅まで女を迎えに行った

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