不妊治療の話 その1

2021年1月から不妊治療のクリニックに通っていました。
結論としては、2023年8月に体外受精が成功して、現在双子を妊娠中です。(あくまで不妊治療の話をメインにするので、妊娠したよハッピー!な話はこのトピックではしないつもりです)
クリニックに通ったのは2年半くらいだけど、子供が出来ないことに関しては通い始める半年前から悩んでいたため、夫婦としては約3年の戦いだったなという認識。

体外受精まで一通りの不妊治療を経験したため、
何かしら記録を付けたいなと思ってnoteを始めた次第……。
現在不妊治療で悩んでいる人や、これからそういうこともあるかもしれないと心配している人のための何かしらの助けになれば、、と思って始めました。
自分自身、ついついブログとかで経験者の話を検索した経験もあるため……。

先に言っておくと、妊娠するまでの3年の振り返り記録なので長くなります。

今回のトピック

まず始めに
治療を始めたいと思ったきっかけ

まず始めに

これだけ前置きが長くてさらに前置き?って感じですが。
不妊治療って日本では4.4組に1人が受けてるらしいです。しかも日本が1番多い。
最近になって芸能人でもカミングアウトする人が増えてきたり、取り上げられることが増えてきた印象ですが、周りでやってるって人、あまり聞かないですよね。
正直、話したくない、親にも秘密にしているって人多いと思います。
成功したらしたで、マタニティハイ、これまでの辛い治療なんか振り返りたくない!ってなるでしょうし。
だからあんまり自分で検索しててもピンと来る体験談が少なかった記憶……(途中で不妊関係のネット検索はメンタルにくると辞めたことも原因ですが)

私の場合はまだ打ち明けてた方で、最低限の職場の上司、両親義両親、親しい友人数名ってとこでしょうか。
それでも妊娠して、やっと「実は治療してた」って言えた友人もいるので少ないです。
周りにもう一組くらい治療してる人がいてもおかしくない確率なのに全然見当たらない、ゴールが見えない、かなり孤独で沼な治療です。
前職を辞めると決めた時もういいや!とそこそこ仲のいい年上の方に打ち明けた時、やっと自分もやってたよと言われてビックリ、そんなレベルでしか治療仲間には出会えませんでした。

だからついネットで同じような人がいないか探しちゃうんだろうなと思います。

治療を始めたいと思ったきっかけ

2019年に結婚をして、最初の一年は子なしで夫婦だけの生活を楽しもうね♪って感じでした。
今思えばそういう計画だったとしても子供が出来やすいかどうかくらい、見とけばよかったなぁと思います。

2020年になって、自分より後に結婚した友人に子供が出来、私達もそろそろ子供を……となりました。
すぐ出来るだろうと思ってました。友人が結婚後の新婚旅行で出来ちゃった♡なんて言うのを聞いてしまったのもあります。(そんな話全然聞く気はなかったのですが……)

8月から自己流で妊活を始めて、すぐに出来ると思った私は思ったより上手くいかないことに焦り始めました。
ネットでも調べてみて、年齢的に(20代後半でした)大体半年やってみてダメだったら病院に行ってみるといいとありました。
夫は半年後の年明け1月までは気にしなくていいよと励ましてくれますが、やっぱり毎月の生理という出来なかった証を見てしまうと正直メンタルはやられます。
私は8〜10月の3ヶ月だけでもすっかり「なんで自分にはすぐ出来ないんだ」と思ってしまいました。(本当、あの友人の話を聞かなければ3ヶ月で病むこともなかったと思います)
元々自分の生理痛が重めなのも気になって、半年経ってないけどとりあえず診てもらいたい、と11月頃にクリニックに行きました。

そこは不妊のクリニックではなく、駅前によくある産科婦人科の小さなクリニックなのですが、経膣エコーをしてもらい、特に筋腫とかの問題は見られなさそう、と言われました。
ひとまず安心しましたがその後もやっぱりできず。
妊活を始めて通常は半年後には出来ると言われたその半年も目前に迫って更に焦りました。(半年と言われるとタイムリミットのように感じてしまいます)

そして年明け2020年1月。
夫はこの一月で出来なかったらクリニックを探せばいいとのんびりしてましたが、心配症かつ半年も待ってられない、と思っていた私は県内のクリニックを探し始めました。

この時には既に友人の妊娠には喜べず、
新しい結婚ラッシュがあっても自分より先に子供が出来たら……ということばかり考えていました。(これは競争じゃない、と頭で分かっていても後ろから抜かされる感覚はしんどいものです)

当時は電車通勤でしたが、大きい都市まで通っていたのでほぼ毎日マタニティマークを付けた人に出会いました。意識しないように、と思うはずが逆に意識してつい目についてしまいます。
目についた瞬間目を逸らす、そんな生活でした。

そんな感じで自己流妊活の5〜6ヶ月ですっかりメンタルは落ち、暗くなってしまいました。
夫もその様子は分かっていたので、本格的にクリニックを探し始めたことに文句は言わず、理解を示してくれたのは有り難かったなと思います。

私がクリニックを探す時に重視したところは、

・HPの雰囲気
・産科と不妊治療科で住み分け出来ているか(メンタル的に妊婦を視界に入れたくなかった)
・無痛分娩できるか(授かった場合、無痛が良かったので)

でした。
こだわりは人それぞれですが、授かった場合のことも考えてクリニックは選ぶといいかもしれません。
不妊治療の時から知っているクリニックの方が気持ち的にも安心して任せられそうじゃないですか?
もちろん里帰り出産もあると思いますが、ある程度の週数までは見てもらえるので産科の方HPチラ見くらいはしておきました。(結局私はクリニックでは受け持ちできない双子のハイリスク妊婦になったので、重要視する項目としては一番下でも良いと思います)

当時一番重視したのはやっぱり産科と不妊科の住み分けが出来てるかどうかだったかと思います。
毎日駅で見かけるマタニティマークに心もだいぶ疲弊しかけていた時期でしたので……。

そんなこんなで決めたクリニックに通い始める話を次からします。

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