気圧が下がるよ 頭が痛い

 天気痛、気象病という言葉がニュース番組にも取り上げられることが増えたが、元々「雨が降る前は古傷が痛む」と時代劇の台詞にもあるように、お馴染みの病なのではなかったかと思う。
天気痛、気象病に悩んでいる方の多くは気圧が下がる数日前には既に頭痛、目眩、吐き気に襲われているのではないだろうか。また逆に、急に晴天になったとしも、気分はちっとも爽やかではない。太陽が恨めしいほどの頭痛に襲われることもある。気圧の変化を感じるのは天気予報より正確かもという人は少なくないようだ。特に爆弾低気圧が近づいているときは枕に頭を埋めて布団にくるまってうんうんと唸っていることしかできない。

 ひたすら願うのは、「気圧の変化はとにかくゆっくり、ゆっくり」ということ。天気は自分ではコントロールできない。治したいと思っても根本治療はないのだと思う。自律神経の感じやすさの程度は持って生まれたもので、個性といえば個性。対処療法で少しでも日常生活に支障ないようにするしかない。

 個人的には天気図をチラ見して(なぜチラ見かというと真剣に見ると気が滅入ることがあるからだ)、頭痛信号が来そうだなのタイミングで頓服を。
暖かいミルクに蜂蜜をいれたものが気分転換になったり、好きな香りのお香が癒しになったり、ちょっとしたお気に入りでピリピリする神経をリラックスさせるという抵抗を試みる。抵抗すら叶わないときは白旗掲げてひたすら時が過ぎるのを待つ。
ところで、長年気になっているのだけれど、なかなか手前勝手に休めないドクターには気象病に悩む先生、いないのかな。


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