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【祖先を敬い、亡くなった方を偲ぶ日】

【祖先を敬い、亡くなった方を偲ぶ日】

本日は秋分の日です。そして「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」や「大安」と重なり 縁起の良い日です。

元々農村部では、春分の頃に豊作を祈り、秋分の頃に豊作を祝う自然信仰があり、山の神様である祖先の霊を春分以前に山から里に迎え、秋分以降に里から山へ送る儀式が行われていました。しかし、仏教の浸透とともに秋分は「秋の彼岸」として祖先を供養する意味を持ち始めました。

明治時代に秋分の中日を「秋季皇霊祭〔しゅうきこうれいさい〕」と定め、宮中において祖先をまつる日となった事がきっかけで、一般市民の間でもそのように定着したそうです。

1948年には、お寺参りの日・先祖供養の日など、宗教的慣例としてのまつりの日だけではなく、広い意味で「祖先を敬い、亡くなった人を忍ぶ日」として国民の祝日に制定されました。

このことから、収穫への感謝や五穀豊穣のお願いを秋分の日に行っていたところもあるようです。ー日本文化いろは事典参照

ちなみに 此岸(しがん)と彼岸(ひがん)の意味知っておりますか?

【意味】煩悩を脱した悟りの境地のことを言います。三途の川をはさんで、私達の住んでいる世界を此岸(しがん)といい、向こう側(仏様)の世界を彼岸(ひがん)というのです。

彼岸は「パーラミター波羅蜜(はらみつ)」という梵語(ぼんご)の漢音写で「到彼岸(とうひがん)」と訳されます。「此の迷いの岸である現実の世界から、彼の悟りの岸である仏の世界へ到達する」という意味でもあります。そこでお彼岸には「悟り」をひらけるように仏道修行の期間という意味合いもあり、普段仏道修行をしていない人達も彼岸の期間中は、西の太陽に祈りを捧げ煩悩を払っていたようです。

*春分の日と秋分の日の中日は、太陽が真東から出て真西沈む日です。この日に夕日を拝むのは西にある浄土に向かって拝むことになると言われています。そのため、この行いは功徳があると言われています。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われているように、お彼岸が来ると最も過ごしやすい季節になります。そうです お墓詣りいきましょう♪

◎「六波羅蜜」の教えを学び実践できているかどうか見つめ直す期間でもあります。

<六波羅蜜>

1)布施=他人への施しをすること

2)自戒=戒を守り、反省すること

3)忍耐=不平不満を言わず耐え忍ぶこと

4)精進=精進努力すること

5)禅定=心を安定させること

6)智慧=真実を見る智慧を働かせること

◎ちなみに 私の大好きな「お萩(おはぎ)」と「牡丹餅(ぼたもち)」は、よくお彼岸に食べられますが、これは江戸時代にお彼岸や四十九日の忌明けに食べる風習が定着したからのようです。

牡丹餅を「春彼岸」にお萩を「秋彼岸」に食べます。もともとは、祖霊崇拝の習慣でぼたもちやおはぎを捧げ、先祖を慰め自身の功徳を積んでいました。本当は、自分たちで食べるものではなったようです。おはぎとぼたもちが春と秋でわかれているのは、春には収穫をもたらしてもらう為に、あずきの赤色で災難が降りかからないよに「ぼたもち」を秋には収穫を祝い感謝して「おはぎ」を作ったとも言われています。ー株式会社石乃屋さんのHP参照にしております

長文お読み頂きありがとうございました。

かむながら ありがとうございます!

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