日々の覚書き #1

初めての週末が終わった。
広めの居間は半分が活用されず持て余したままで、寝室は変わらずダンボールで埋まっているものの、必要十分の生活は送ることができた。

お互い仕事を終えてから晩ご飯となると時間も遅くなるので、平日は過去に録画した連ドラをチマチマと観進めた。
やはり長めの映画を観るのは週末に限られてしまうなと考えつつも、ちょうど時季的に早く帰宅できる同居人の作ってくれる晩ご飯を有り難く思いながら頂いた。

烈車戦隊トッキュウジャー #25〜#41

転居前から観進めていた連ドラがこのトッキュウジャーだが、1日2話程度までと縛りをつけていたのにクライマックスに差し掛かってきた。
トッキュウジャーの前に観ていた特命戦隊ゴーバスターズでは、自分が早く終盤を観たいと思うあまり一気見となってしまい、同居人はなかなか感情移入できなかった様子だったため、今回はあえて少しずつ進めることにした。
以前仮面ライダーダブルを観ていた時は、その2話完結構成に合わせて1日2話ずつ進み自身の感情を作れたのかそもそも話と主演二人の演技が良かったからかは本人に聞かないことには不明だが、ユートピアドーパント撃破後の変身解除シーンで彼女も無事号泣していたので、今回のトッキュウジャーも一気見にならないように気をつけている。

そんな制限のなか辿り着いた第3クール、分かってはいたが第32駅『決意』が素晴らしかった。隣に人がおらず一人で観ていたらボロ泣きするところだった。放送当時まだ学生だった頃に比べると明らかに涙脆くなったのは感受性が豊かになったからということにしておきたい。
第32駅に話を戻すと、まずサブタイトルが単語ひとつというのが素晴らしく良かった。これまでのサブタイトルたちは過去の映画の主題のオマージュらしいというのもあってか文になっているものばかりだったところに、突然この「決意」とだけ置かれることでこの回がいかに彼らトッキュウジャーの面々にとって大事であるかが際立っていた。第2クールのクライマックスたる第23駅『手と手をつないで』も本編での演出とのリンクのさせ方によりサブタイが大好きでホロリと泣いてしまう回だが、それとは違うしっとりとした雰囲気を「決意」の二文字は持っていた。
第32駅についてはやはり子供の姿(本来の姿)の自分との決別が物語の肝となる部分だったが、元に戻れなるのもやむ無しとする決意に儚さや哀愁を持たせつつも暗くしない演出が良かった。踏切を使った演出が好きなのだとよく分かった。子供の姿の自分がラップするような演出だった第23駅とは異なり、それぞれ別の存在であるかのような描写(互いに手を振ったり、ハイタッチしたり)が「同一の存在ではない=元に戻れなくなる」という事を象徴しているようで、笑顔で駆けているのにずしりと重い決意が伝わってきて辛かった。何度「小林靖子〜〜」と唸ったことか……

と、そうこう書いては休みを繰り返しているうちにまた次の週末が迫り、その週末が来る前に烈車戦隊トッキュウジャーを完走してしまったので、最終回の感想はすぐ次で書くことにし、そういえば観ていた名探偵ピカチュウの感想は割愛することにした。

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