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発毛及びリングフィットアドベンチャー日記 DAY 78. ~髪薄・カエサル~

来た、見た、生えた!

彼のユリウス・カエサルは、小アジアに派遣していたグナエウス・ドミティウス・カルウィヌスがポントス王ファルナケス2世に敗北したという報せを受け、そのストレスから脱毛に悩まされていた。

脱毛を放置する事はならぬ。一念発起したカエサルは、6月にエジプトを発ち、途中シリアやキリキアの安定化に努めながらポントスに向かい、8月2日、ポントス西部のゼラでファルナケスと会戦するに至った。戦闘は4時間程で終結、結果はカエサルが指揮するローマ軍の勝利に終わった。敗北のストレスから解消されたカエサルの頭皮は、たちどころに脱毛とは無縁の様相を呈し、鏡を見たカエサルが、ローマにいる腹心のガイウス・マティウスに送った手紙に記された文こそ、「来た、見た、生えた!」である。

一般的には、「来た、見た、勝った」として伝えられているこの手紙ではあるが、近年の研究により、後にカエサルの活躍を記すことになるプルタルコスが、カエサルの名誉を慮って書き換えたものと結論付けられている。

まあ、嘘なんですが。

さて、リングフィットアドベンチャーが、虚空へとリマインダーを送り続けている間に、私の発毛活動も78日目を迎えました。スカルプDメディカルミノキ1本を完全に使い切り、現在は2本目の半ばといったところでしょうか。

本当は1ヶ月で1本使い切らなければいけないのですが、ちょっと進捗が悪いですね。進捗が悪いのはいつものことです。続いていることを是として話を前に進めましょう。

1本を使い切り2本の半ばということは、私がこの活動に投資したみなし金額がおおよそ1万円であるということを示しています。1万円で得た成果とは何なのか、検討してみます。

カエサルは言いました。「何かを生み出す行動でなければ、行動とは言えない。」私の発毛活動は果たして何かを生み出しているのか・・・

1. 発毛サマリー

増えた気がしていました。増えた増えたと友人に触れ回っていたこともありました。しかしそこは事実に基づいて評価をすべきということで、発毛活動開始当時の写真と比較。生え際の前進という意味ではおおよそ進捗はないと言って差し支えありません。

2. 抜け毛の減少

率先して抜けようとする毛を見つけ出すのは、忍耐をもってアポトーシスに耐えようとしている毛を発見するより容易である。 - 髪薄・カエサル -

抜け毛の量は明確に減少しました。枕につく抜け毛のボリュームを見ながら日夜枕を濡らしていた私ですが、枕を見ても絶望に苛まれることはなくなりました。私の前進速度に、髪が追いついてきている兆しにほかならず、未来への守備的投資としてミノキシジルのアポトーシス抑制効果が有効であることを示しています。アポトーシス抑制効果を忘れてしまった方は以下の記事で復習してください。復習大事。

3. 産毛の発露

「久保さん、産毛が無いのはヤバいよ」と担当美容師に言わしめた、ここは荒涼たる脱毛最前線。そんな最前線にも春が訪れました。客観的視点における見た目上の変化は皆無とは言え、巻き返しの兆しが現れたことは、素直に評価されるべき結果と言えます。これだけで1万円の価値はある。

価値の所在

1~3に示す事実から、ミノキシジルに寄る発毛活動は投資するに値する活動であると結論付けられます。某先輩経営者は、見た目の変化がない限り意味はないと、唾棄すべき結論を謳いますが、そんなことは笑止千万。本人が嬉しければ価値はあるのだ。

「予測されるけれども目に見えない危険は、人の心を最もかき乱す。」とカエサルが言うように、予想される完全なるツルッパゲの危険は私の心を最もかき乱します。

そしてカエサルはこうも言いました。
「人は喜んで自己の望むものを信じるものだ。」

私はミノキシジルの力を喜んで信じよう。なぜなら心から発毛を望んでいるから。私の心の安寧こそが、ミノキシジルを塗る価値なのである。


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