Wizarding make new World -ぼくらがつくる次の文化-
これからのことを伝えたいのだが、
少し、これまでのことも書きたいと思う。
ぼくは今から約8年前、親友と起業した。
今も続く、現在9期目のネクスター株式会社だ。
まだ、在学中。
起業するにあたって、「友人としない方がいい」的な言葉は幾度となくもらったし、同時期に起業した方々で、それぞれ道を分けた会社もそれなりに見てきた。
そんな中でも、8年前の信頼が今も変わらずあるのは、本当に幸せなことだと思っている。
いつもありがとう。
平泉にて
正直な話、
弟のような存在が辞めることを知ったときや銀行口座に1万円もなかったとき、六本木で膝をつかされたとき(これは相方)とかもあったりして、意思が一つ欠ければ、
「もう、いいんじゃないかな」
と諦めそうなことなんて書けないことも含め、無数にあった。
それでも、設立当初とは、メンバーも、事業内容も、ヴィジョンも違うけど、こうして会社を続けられているのは、
深夜まで頑張ってくれているメンバー(昔の人たちへ、だいぶホワイトになりました!)、
私たちを必要としてくださっているクライアント(本当にいつも楽しく仕事させてもらってありがとうございます!)、
面白いことを一緒に企んでくれるパートナー(もっと楽しいことたくさんしましょう!)、
とかとか、
仕事とかよくわからんから、特に何も聞かずに生存健康確認だけはこまめにする家族、
同じく仕事よく知らないけどただただ一緒に居てくれた人とか。
月並みではあるが、こうして支えてくれた人たち、関わってくれた人たちがいたからこそだと実感しています。
今年のチームビルディング
(念の為お伝えしておきますが、今回の件でネクスターを離れるとかではありません!一緒に仕事してる皆様、引き続きよろしくお願いいたします!)
そうして、関わった方の1人からいただいた問いで、今も残っている言葉がある。
「その事業は宇宙に衝撃を与えるか?」
(後で知ったがスティーブ・ジョブズの有名な言葉だそうで、その企業の関連の人です)
今とは違う事業だったからとはいえ、(今の事業が宇宙に衝撃を与えられるとは言ってない)
スケールの違いに圧倒された。
だが、同時に違和感もあった。
違和感の正体は、ぼくのエンジンはそこではないというシンプルものだった。
(興味があったからと言って、できるものでもない。)
じゃあ、何がしたいのか。
しばらく、ぼんやり、なんとなく、自問自答を繰り返し、そうして導いた答え。
「あなたの心に、一生、褪せることない感動を刻む」
でした。
世界中とか、社会とか、みんなとかぼやっとした、見えない相手ではなく、ただ、目の前の、たった1人の心を動かすため、全身全霊を捧げる。
これは会社とか関係なく、僕の中の信念やテーマといったものなのだろう。
そう思ってから3、4年が経った
令和元年11月22日、ぼくは新たな会社を作った。
株式会社ウィザード
そして、メイン事業となるサービス名は
Cinderella Plan [シンデレラプラン]
ウェディング関連のサービスだ。
いやお前、お前自身も結婚してないのに、
突然ウェディングなんかどうしたん!?
って、ぼくなら僕に思うので、サービスの方から説明しておきたい。
コンセプトは
"誰とつくるか”から始める、結婚式。
平たくいうと、新郎新婦とウェディングプランナーのマッチングサービスだ。
結婚式をすでに挙げた方ならわかると思うのだが、
現在日本において、
国内で結婚式をあげよう!って思ったカップルは、
だいたいゼ◯シィさん等のメディアを見て、
式場をいくつか自分たちで絞り、式場のブライダルフェア(見学会的なもの)へ行く。
ブライダルフェアでは,3~4時間をかけて、
式場の説明を聞き、見学を行い、ご飯も食べたりする(美味しい)。
ただし、結構時間もかかるので、そう何件もいけるものでもない。
僕自身もそういったブライダルフェアに行った経験がある。
そこでいわゆる営業をうけて、その際に思ったことある。
そしてこれは超個人的感想で申し訳ないのだが、ずっと心に引っかかっていることなんだ。
[媒体売り]をされている感覚。
なにをしたいのか、だれのためにやるのか、なにを伝えたいのか。
この辺りがわかっていないけど、とりあえず枠だけ抑えてください!
と、言わんばかりの営業だった。
それがさながら、テレビCMですか?SNS広告ですか?インフルエンサーですか?
と言われているようなもので、
いやいやちょっとまってよ。それ決めるにあたって、必要要件がもう少しあるでしょうって。
この感覚だけは、どうにも拭えずにいた。
また、これは友人から聞いたりする話だが、
営業の方はすごくよかったから決めたが、担当するプランナーは別の方でなかなか合わなくて、、
っていうこともあったりする。
こういうことを考えていると、
あれ、今ってこんな時代だっけ。
髪を切りに行くにも、instagramを見て、この美容師さんにお願いしたい!って思って行くよね。
この美容室に行こう。は一個前の時代だよね。
なんで前時代のままなんだ。
髪を切る金額の数百倍する結婚式も
プランナー選びから始めるっていう、ルートをもっと知ってもらえたらいいよね。
こんな想いから始めた。
そして今回、もっと本格的に稼働させるために、このシンデレラプランをメイン事業とする
株式会社ウィザードを設立した。
よくある、プロダクトと会社名は一緒の方がいいっていう話はもちろん知っていた。
実際、「株式会社シンデレラプラン」や「シンデレラ株式会社」も候補には上がっていた。それでも、最終的に分けた理由が
「ぼくたちはシンデレラではない」
シンデレラは花嫁であり、王子様は新郎。
その2人に最高の一日を提供するきっかけの僕たちはさながら魔法使いだろう。
そうして、僕たちはウィザードとなった。
(ちなみに、ディズニーのシンデレラの中で、魔女は「フェアリーゴッドマザー」であり、候補にもあった)
あとは、もうぼく個人の感覚だが、ウィザード って響き、かっこよくないですか。
大好きな漫画、「ブラッディマンデイ」でもめちゃくちゃできるハッカーのことを
ウィザード 級って言ってたし。ああ、かっこいいな。って思って決定した。
サービスとして走り始めてはいたが、
本当にこれがいいものなのか。という仮説検証は結婚式を挙げるスパンを考えるとそんなに短くは回せないものの、絶対いいものだからという思いで開発は進めていた。
しかし、ようやくこの間、この目でこのサービスの価値を見ることができた。
友人の畑ありささん の結婚式をシンデレラプランを通じて、プランナーを紹介し、結婚式を行った。
ぼくがもっとも信頼しているプランナーの方の1人で新郎新婦とのフィーリングが一番合いそうだったから。また、ぼくがあげるならこの人にお願いしたいという思いから 山崎さん を紹介した。
当日、僕はゲストとして参列した。結婚式の感想としては、
「最高に素晴らしかった!」
演出、ケーキ、装飾、式場の使い方。どれもピックアップして紹介したいほどに、2人らしさを感じられて、記憶に残るものだった。
こうしてぼくは、改めて「シンデレラプラン」のビジョンの価値を感じることができた。
(この2人の結婚式については、絶対にどっかで書く。本当に良かったから。)
シンデレラプランの目的は
結婚式作りを「プランナー探しから始める」
という文化を作ること。
全てがそうなればいいではなく、そういう選択肢もあることが当たり前になること。
この目的こそ全てで、そのために必要なアクションをとるだけ。
そのためのウィザード。
簡単なわけなんてないけど、だからこそ価値があると感じているし、この事業はぼくの中の信念である
「あなたの心に、一生、褪せることない感動を刻む」
に最適な事業だと思っている。
終わりの方になってしまったが、1人でこれをやっていたわけではなく、スタートから一緒にやってきた仲間もいる。
すーさんだ。
ぼくがこんなことやりたくない?という投げかけに、やろう!と二つ返事で返してくれて、
ひたすらにビジョン共感で一緒に動いてくれることにただただ感謝している。
もう1人、ビジョンに共感して広報的なことをしてくれているウィッチも。
そして、サービスリリースしていない頃から、お付き合いしてくださっているプランナーの方々。
本当に本当にありがたく思っています。
まだまだ発展途上なサービスだし、ようやく孵化したようなウィザードだが、どうしても作りたいビジョンはある。
もっともっと深い感動を作りたいし、知りたい。
だからひたすらに進もう。
早く行くなら1人で行け。
遠くへ行くなら、仲間と行け。
今回は遠くへ行くためのものを作りました。
その遠くへ行くのに、まだ仲間が足りてません。
これを読んで、ビジョンに共感してくれた人がいたら、一緒にできると嬉しいです。
長らくお付き合いありがとうございました。
Cinderella Plan
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Wizard Inc.
Founder CCO Shoya Koga
>To Be Continued
次回:シンデレラさながらの花嫁
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