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『赤毛のアン』2015年カナダ
ケーブルテレビで放送されていたものを録画して視聴。アンが次に何をしでかすのか記憶にあるので、事件が起こる前に胸が痛くなる。この切なさやるせなさは、『君たちはどう生きるか』を観たときに感じた痛みと種類が似ている。長い間『赤毛のアン』を観たり読んだりすることを敬遠していた。生まれ変わりがあるとして、どんなに悲しい未来が待ち受けているとわかっていても、もう一度アンは同じ登場人物に出会う人生を選ぶだろうなぁと思える愛の物語だ。そういうところがひりひりの素。避けてしまっていた。
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さて。グリーンゲイブルスを「緑の屋根の家」だと思っていたが、マシュー、マリラ、アンが暮らす家の屋根は緑色をしていない。調べてみると、どうやらゲイブルはお借りしてきた画像の矢印が示す部分らしい。確かに外壁と窓枠が緑色だ。そんなところやお茶会のティーカップやポット、食べているお菓子、洋服、インテリアは観ていて非常に楽しい。3部作なので、「初恋」「卒業」も続いて放送される。愛は、幸福とうれしさだけで構成されておらず、悲喜交々全部内包されているものだ。覚悟して観る。
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