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ヒューストン・ダイナモのホームスタジアムが「シェル・エナジー・スタジアム」に改名

ヒューストン・ダイナモは2023 MLSシーズンに先駆け、クラブのサッカー専用ホームスタジアムが新たなネーミングライツ契約のもと、 シェル・エナジー・スタジアムに改名されることを発表した。

これまでPNCスタジアムとして知られていた21,000人を収容するスタジアムは、NWSLに所属するヒューストン・ダッシュのホームでもある。

「クラブを代表して、シェル・エナジーとの関係を更に拡大出来ることを大変嬉しく思うと同時に、共にコミュニティやサステナビリティを築くプロジェクトを通して、真にヒューストンの街にインパクトを与えられると考えています。」と、ダイナモの筆頭オーナー兼チェアマンであるテッド・セガールが声明を出した。

「大きな改修を経て、ゲストの体験を向上させたシェル・エナジー・スタジアムに、我々の情熱的なファンを早く迎え入れたいと思ってます。我々とヒューストンに対して、ここまでコミット頂いたシェル・エナジーにはとても感謝しています。」

契約の一部として、ノースエンドにサイネージが掲載され、スタジアムの全体にシェル・エナジーのブランディングが施される予定だ。

その他、ダイナモとシェル・エナジーはスタジアム内で様々な統合エネルギー導入や脱炭素化を進めていると同時に、コミュニティに対する施策を考えているとのこと。これには、2026年までに温室効果ガスの排出を2018年基準から50%削減することが含まれる。

シェル・エナジーは脱炭素化プログラムの一環として、2023年からLEDのエネルギー効率の向上、屋根のソーラーパネルを通じた再利用エネルギーの捻出、サブメーターシステムの導入によるエネルギーモニタリング・管理、さらに電気自動車チャージングステーションの導入を挙げている。

シェル・エナジーのインパクトはスタジアム以外に、2022年に約1,000人の地域の子供たちに触れたFutbolito in the Cityのようなクラブのコミュニティプログラムにも及ぶ。このプログラムは、地元のユース選手に2回、5週間の無料コーチング機会を与えるものになっている。

「今回の発表は両組織の惜しみない努力によって実現したものです。」と、ダイナモのCOO兼ダッシュ会長 ジェシカ・オニールは伝えた。「この変革的な関係はこの街に根ざしたもの以上となりますし、シェル・エナジーと共にコミュニティを向上させることをとても楽しみにしています。」

セガールが2021年6月にクラブの過半数オーナー兼チェアマンに着任以来、スタジアムは数回に分けて改修を行っており、安全に立ち見が出来るセクションや、南側に2つのプレミアムスペースを設けた。

更に、現在東側コンコースにオールインクルーシブな空調完備のクラブスペースを作っており、スタジアムのプレミアム体験の増加に向けて進めている。また、暑い中でもファンが少しでも快適に過ごせるようなメッシュ席にも着手しているという。数百万ドル規模のプロジェクトは3月に完了する見込みだ。

ダイナモは、今季アウェイの地でFCシンシナティを相手に2023 MLSシーズンが2月25日に開幕し、テキサスのライバルオースティンFCを迎え、シェル・エナジー・スタジアムのこけら落としとなる試合を3月18日に戦う。

(原文:https://www.mlssoccer.com/news/houston-dynamo-s-home-venue-renamed-as-shell-energy-stadium

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