投資バカの思考法/藤野英人著

:過去を見て未来を考える

:日本には2匹の巨大な狸がいて膨大な量の木の葉を貯め込んでいる。1匹目は家計で1600兆円の個人金融資産の中で870兆円の現金預金。2匹目の狸は会社で内部留保を200兆円貯めている。→ 増税とインフラ(金融政策)で政府は1000兆円の借金を打ち消そうとした。

:先の見えない未来を生き抜くために必要な7つ:①洞察力:主観を排除し、情報をフラットに捉える力、②決断力:やらないことを捨てる力、③リスクマネジメント:変化を受け入れる力、④損切り:過去にとらわれず今を評価する力、⑤時間:時間を味方につける力、⑥増やす力:経済とお金の本質を知る力、⑦選択力:未来の希望を最大化する力

:何ものにもとらわれず、物事の真実、何が正しいかを見極めてこれに従う心の姿勢である。素直になる努力を重ねよう。素直を深く極めるならば人間んは強く正しく聡明になり、限りなく成長することが出来る (松下幸之助)

:決断は何かを捨てること。判断は選択肢を比較するのみ。何を捨てるかは4つの軸で考える。損得、善悪、美醜、好き嫌い。最も尊いと考えるのは好きか嫌いか。これは合理的で高度な技術であり感情的に決めるのではない。

:”役員会で意見が分かれた時、折衷案を出すと全員の顔が経つ。全員が満足する。けれど、折衷案が成功したためしはない”(伊藤忠商事 元会長 丹羽宇一郎)

:お金よりも、時間の方が絶対に大切である。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?