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【自治体経営】マネージャーって難しい⑦ 仕事が「できる」人

目標達成のために仕事を管理する側の人間としては、任せた仕事に対して、「期待以上の成果」、「早期の完遂」などを上げてくれる担当者がいれば苦労はありませんが、現実はそうはいきません。
他部署から異動してきた人について、「あの人は仕事が『できる』人だよ」というような前評判が高い人と一緒に仕事をすることがありますが、仕事ができるタイプにも色々あるなと感じています。
一を聞いて十を知るではないですが、法律や制度をきちんと調べるとともに、課題に必要な情報を集めて資料作りもしっかりできるタイプ
黙々と仕事をこなし、決して前には出ないですが、着実にこなすタイプ
時間内により成果の高い結果を残すことに意欲を燃やすタイプ などなど
日々の業務で、成果が上がって来た時に、仕事ができるタイプの人に、その人が出した成果の修正や改善を求めることは、なかなか難しいところがあるなと思います。
特に自分の仕事にかなり自信もあり、認められてきた経験が豊富なため、修正なんて基本的にはNOという事なのでしょう。
その場合は、①相手が納得する理由を述べる、②「上司の意向です」のような権威付をする、③とにかく自分の命令だと言うことで指示するなどの対応が想定されますが、やはり①のように相手の納得を得ないと、長期的な仕事を協力しながら遂行するチームとしては、ヒビが入ってしまうなあと思っています。
言うは易しということで、相手に気持ちよく納得してもらうことについては、相手のレベルが上がれば当然難しくなり、自分の実力も試される緊張の場面でもあります。
普段からのコミュニケーションはもとより、日々の自分自身の業務に対する姿勢が出てしまうなあと感じています。
また、担当としての仕事が「できる」からと言って、リーダーやマネージャーとして優秀なのか、評価されるかは、全く別物だと思っています。
全てできる人も中にはいるのでしょうが、ここにももう一つハードルがあり、ハロー効果ではないですが、単純に仕事ができるだけでは片付かないことがあるなあと感じております。

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