マイケルとプリンスの間接的な共演

マイケルとプリンスの共演が叶わなかったということを前書いたけれど、ひょっとしてこれは関節的な共演なんじゃないだろうかと言う気づきを得たので、書こうと思う。

どういうことかというと、マイケルの妹のジャネットをプロデュースしたジャム&ルイスというプロデュースチームはもともとプリンスのバックバンドであるザ・タイムのメンバーであった。

ということは、マイケルとプリンスのDNAを持ったジャネットとジャム&ルイスのコラボレーションはある意味、間接的なマイケルとプリンスの共演といえるのではないだろうか。

ジャネット・ジャクソンとジャム&ルイスの相性はバッチリであることを思うと、マイケルとプリンスの共演もやってみると、とても相性が良かったのではないだろうか。

マイケル・ジャクソンのBADという曲は、もともとプリンスとのデュエットを想定して書かれた曲とのことである。

確かにこの曲でプリンスが歌ってる姿はとても想像しやすい。

スリラーまでのマイケルの楽曲におけるサウンドプロダクションとBADにおけるそれとはかなり趣が異なっている。

特にボーカルの重ね方に違いが見られ、それはプリンスからの影響を強く感じるものになっている。

私はBADのサウンドプロダクションが非常に大好きだ。

このサウンドが生まれるためには、プリンスと言う存在が大きく影響を与えていたと思うと、プリンスの感謝の気持ちがさらに大きなものになってくるのを感じる。

私は音楽制作から少し遠ざかって久しいが、最近プリンスの曲をたくさん聴くに連れて、こんな自由に真っ白なキャンパスに、思うがままの色で、思うがままの形を勢いよく描くように、音楽を楽しんでみたいなぁ、と少し創作意欲をかき立てられているところである。

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