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音ごはんライブ@和光イリーゼ(サポート鍵盤)

さる1/26日、音ごはんのリーダーにして旧友、もともとこさんから、ヘルプ要請があり、ライブにてシンセでお手伝いさせてもらってまいりました。

リーダーによる告知はこちら。

実は音ごはんのレコーディングや曲作りには、昨年からお手伝いをさせていただいているのですが、ライブに参加したのはこれが初めて。

リハの様子は、noteに書かせていただきました。

高齢者施設ということで、昭和から平成にかけて、日本を支えてきてくれた、高齢者の方々に、感謝の気持ちを込めて、弾いてまいりました〜

この日は午前中、次男のお遊戯会の発表があり、そちらを見学後、会場へ向かいました。

東川口駅から北朝霞駅まで武蔵野線、東武東上線に乗り換えて、成増へ。

この日の会場は、さらに成増駅から、会場のある和光市に着くまでに、板橋区経由で練馬も少し横切るため、ちょっとしたハイキング気分です。

次男のお遊戯会の関係で、遅めに到着したため、すでにセッティングはほぼ終わっており、恐縮しつつ、会場入りです。

去年の「親子でライブ」のイベント以来のスタッフさん、子供達が多かったのですが、皆さんお元気で、何よりでした。

だってみんな、イベント当日は、ボロボロでしたからね。少し心配しておりました。

イベントについては、音ごはんリーダーによるブログ、三部作の力作が、完結した模様ですので、こちらをご参照ください。


さて、会場の設営は、この日アコギを弾いてくださった山崎さんが、音響もやってくださったとのこと。

その調整が素晴らしく、リハーサルから非常に気持ちよくできました。

さて、リハも制限時間となり、開場です。

続々と入居者の方が集まり、あっという間に満員に。

音ごはんホームに近い場所とあって、一般のお客様もチラホラと見えておりました。

「どんぶり・おにぎり・ごはんつぶ」のCD+DVDセットも、ご購入いただいた方もいたとか。

嬉しい〜

本当に、ありがとうございます!

イベント前日、頑張って作った甲斐があるなぁ。

さて、開演時間の15時。司会の主催者さんから紹介があり、音ごはん入場です。

せっかくなので、私が、サポートキーボーディストとして、それぞれの曲を、どんな風にプレイしたかを、一曲ずつ、書いてみます。

イムジン河

サポート山崎さんのアコギと歌が大活躍したこの曲は、オルガンの白玉コードで、川のゆったりした流れを表現しました、、というのは後付けですが、結果的にそんな感じの演奏になりました。
この曲はフォーク・クルセイダーズの曲ということで、私の世代的には、フォークルといえば、アルフィーの坂崎幸之助さんなので、どうしてもこのアコギのアルペジオを聴くと、坂崎さんの顔が浮かんでしまいました。

木綿のハンカチーフ

諸事情により、一番と、四番だけでやりました。

二番、三番を飛ばしたことに気づいたお婆ちゃんは、いたのか?

が気になって仕方がない。

いずれにしても、一番から四番に飛ぶと流石に展開が唐突すぎるものの、かろうじてストーリーは成立するんです!

松本隆さんの歌詞は、すごいなぁ!

まるで、短編小説の読後感のよう。

さて、キーボードのアレンジは、原曲の筒美京平さんのアレンジに忠実なフレーズを、ストリングスと、シンセを混ぜた音色で弾きました。

曲の終わり方がよく分からなかったのですが、これは、私の確認不足ということで、反省点です。

見上げてごらん夜の星を

コード進行が、すごく美しく洗練されているので、ストリングスで白玉のコード弾くだけで十分だった。

パッシング・ディミニッシュ、一時転調、代理コード...

ジャズ理論バリバリ使ったコード進行は、当時としては最先端だったのかな?どうなのかな?

ボーカルお二人と、まきこさんのピアノが非常に良かったので、安心してストリングスを、フワーッとかぶせられました。

ママが泣ける日〜Happy Birthday〜

ストリングスとオルガンで味付けをしました。

Bメロはマイナー9thをあえて強調してみた。

IIm7(9) - VIm7(9)のところ。

そうすることで不協和音感が強くなり、半音もしくは全音のぶつかり合いが生まれる。これが良いと感じるかは、好みの問題ですかね。

七つの海の音

イントロ、コーダのシンセの音は原曲に近いものをX5Dから、探した。

A90番というのが、近かったので、これをそのまま使用。

まきこさんからも、オッケーいただきました。

あとは、結局本番は、オルガンを弾いていた。

練習では、ストリングスを弾いていたのだけど。

まきこさん、ストリングスがよかったかな?

ごめんなさい!

笑いヨガ

ここでぱせりさんの笑いヨガのコーナー。

ごはんつぶダンサーズも登場して、お婆ちゃんたちに握手でごあいさつ。

大人気でした。

良い事をしたね!

高校三年生

原曲に近いベルとストリングスを混ぜた音で、フレーズもコピーした。
この頃の楽曲のアレンジ、面白いんですよ。

チューブラーベルとか、アコーディオンとか、あまり使い方がわからないような楽器を使っている。

KORG X5Dで、
・弱く弾くと、ストリングスだけの音
・強く弾くと、ストリングスにベルの音が混ざる
というパッチを組んで使いました。

マイファーストシンセのM1でも良くそういうパッチを作って遊んでいたので、懐かしかった。

高校時代よくやったのが、基本ピアノなんだけど、強く弾くとオーケストラ・ヒットが鳴る、というパッチを組んで、当時流行っていたマドンナの「ヴォーグ」の、ハウスっぽいリフを弾いたり。

さて、そんなパッチを組んで臨みましたが、あとで当日のライブの録音を聴いたら、チューブラーベルの音がだいぶ大きかったですね。反省。

恋の季節

オルガンで、結構気ままに弾きました。
ソロ回しがありまして。

ご高齢者なので、ゆっくりなフレーズの方がいいのかな?

なんて思っていたけど、蓋を開けてみると、速弾きしていたという。

曲が終わったあとは、お客さんの中で、一番元気に観た人を表彰するコーナーや、五輪の聖火ランナーに決まった音ごはんスタッフさんへのインタビューなど、司会の主催者さんがいろいろなことを考えてくださり、内容盛りだくさんのイベントになりました。

当日のメンバー、スタッフさんたちのツイートも、紹介しておきます。

また、終演後、スタッフさんたちが、聴いてくれた入居者の方にインタビューをしていて、内容も共有いただいたのですが、なかなか興味深かったです。

今日の気づき

音ごはんへの手厚い歓迎は、このバンドが、ひとつひとつのライブに全力投球する、サービス精神からくる、呼ぶ側、呼ばれる側の好循環がある気がしました。

また、今回のライブで、音楽家にとって、人前で演奏するということの大事さに気付かされました。

部屋にこもって打ち込みだけしかしてないと、いったい自分は、誰のために作っているのだろう?とわからなくなるのです。

ということで、音ごはんさん、よろしければ、今後もたまに、ライブにも乗っからせてもらえたら、嬉しいですっ!

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