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ベトナムハノイでの献身的労働について

ベトナムハノイ市内ナァンチン地区の市場通りの早朝。

埋立てゴミの問題は日本でも先送りしている問題である。

ベトナムでもゴミの焼却や埋め立てが行われている。ゴミの分別などはまだ行われる仕組みになっていないため、手作業で、劣悪な環境下で作業をするゴミの環境衛生清掃員のみなさんがいる。


日常生活の中で、多く人たちには市場通りのそばで、とても静かに社会に貢献している。

しかし、たいていのベトナム人のみなさんは
彼女たち、彼らたちの存在は、名声などに関係なく社会に貢献していることを良く知っている。

彼女たち、彼らたちの静かな労働と成果は、まさに地上の小さな星のように都市の人々の暮らしと人生をより美しく照らすものだ。


彼女たち、彼らたちは、環境衛生労働者とか掃除人、用務員と呼ばれたりしている職業の人たちだ。

夕方から朝にかけ、彼らは静かに働き、夜遅くまで起き、早くも起き続けて、太陽と雨、如何なる天候の中でも環境をきれいに保つためにほこりや臭いに耐えることを嫌がらず、恐れずに毎日行動している。

地域により、まちまちにはなるが、多くの場合には、就業時間は毎日18時からだ。ゴミが多いと想定されるときは早めに出勤しなければならないことがたくさんある。

夕方17時頃から、一人一人がほうきとゴミカートを持って通りに駆けつけて仕事を始める。

シフトの最初から最後まで、彼らは仕事に集中しひたすら掃き集め続ける。

夜が明けても、通りや路地は眠っているが、彼らの反射ベストはまだ通りを照らす。

ゴミを片付けるたびに休憩することを繰り返す。通常、午前1時に作業を終了するように努力するが、多くの場合、ごみ収集車が到着するまで、だいたい午前5時まで待たなければ家に帰ることができない。

ゴミが多い日もあるが、たこがいっぱいの手が見事にすぐにゴミを片付けを続けて、目覚める前にすべての道がきれいになっていく。 

私は、以前に、現地法人で何年か、借上社宅として安いアパートを契約してくれて何度か宿泊したことがあった。

好奇心が旺盛な私は夜中に目が覚めてしまったときどきは夜中の住宅街の通りに出て何度となくその光景を目にした。

何人もの人が早朝、通りに出て、前日に通りに投げ置いたビニール袋やゴミ袋が片付けられていることに気づき、新しい日が来ると通りは広々として衛生的になり、とても新鮮な気持ちを与えてくる。

彼らは、長くて重いほうきを道路上で何キロも掃き続けて、引きずっていくために、"ゴミを運ぶ大型トラックで掃き引っ張っていくこと、押すこと"の両方をやらなければならない。

ホントに簡単ではない。

彼らは掃除をするだけでなく、カートに入れるゴミ袋を集めるために通りを隅々まで行かなければならない。多くのエネルギーが必要だ。

この仕事は他の仕事よりも特に大変な仕事だ。毎日、毎月、ゴミの魚臭などと接触しなければならないからだ。

ゴミの山を通り過ぎたり、ごみ収集車を通り過ぎたりすると、その匂いに耐えられないので、だれでも鼻を覆う。

また、廃棄物には、蠕虫、エコリ、大腸菌群、鉛、ベンゼン、水銀などの重金属などの一般的な病気を引き起こす多くの細菌や細菌が含まれている。

活発な保護機能を備えたバクテリアは皮膚に浸透し、炎症や皮膚潰瘍を引き起こす可能性が高く、彼らはこの危険と毎日闘っている。

だから、この職業を行うことができるように、耐えるために、彼らは健康、忍耐力を持つことになる。まさに人が嫌がる仕事そのものだ。

 ゴミを一掃することは、身なりを整えたり、髪をきれいにするのとは性質も違うし、ほとんどの人が評価しない、卑下する職業だ。

彼らは、常に帽子と帆布の靴で明るい青い服を着なけばならない。彼らは毎日それを着なければならず、ほこりっぽい、臭い場所に行かなければならないから、服はもちろんいつも古くしか見えない。勤勉を美徳とするベトナム人の一部の人たちは、彼らその者を敬遠し、見下したりさえした。

彼らが掃除をし、清掃しながら、通過したときに、その直後に、心ない人は、その場所を彼らが汚いゴミと同じだと言わんばかりにホースを使い、その場所を水洗いした。

ハードワークが毎日の献身的な彼らに対する人々の差別的な態度ほど、彼ら自身にとって
悲しく、耐えがたいものだ。

しかし、彼らは、心ない人の叱責や罵倒の言葉を、不親切な視線を無視する忍耐力がある。

毎日、毎時間、彼らはまだ静かに仕事を続けてやり続ける。ベトナムでは長年、この仕事を誇りに感じ続けてやり続ける人々がほとんどだそうだ。私はとても感銘を受けている。夜のひとけのない静かさの中に彼らの懸命な姿が心に響くことを感じるからだ。

そして、しばしば、大雨、台風に襲われているときにも、彼らたち、彼女たちの懸命な姿に心を打たれるのは、私だけではない。ベトナム人ならその尊さを本当にわかっている。

毎日毎日、明日の夜、明後日の夜、そしてその後の多くの夜、人けのない通りで、彼らはまだ懸命に静かな社会貢献の仕事。 

そして、また、朝早く早朝は、女性である彼女たちがそのカートのバトンを引き継いでいく。新たな朝の光りに照らされる新たなゴミを集めては、また新たなカートを埋め尽くしていく。


そしてまた、懸命な夜通しの彼らのカートを彼女たちは丁寧に並べていく。

偉大な人々は遥か遠くにいるのではなく、彼女たち、彼らはベトナムの人々のまさに日常生活の中、そして私の目の前にいた。

まさに地上の小さな星のように都市の人々の暮らしと人生をより美しく照らすものだ。


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