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ベトナムハイズオン省トゥミン県ロクオン村のライスペーパーについて
ベトナム首都ハノイ中心から東へ車で2時間くらいの場所にベトナムのハイズオン省トゥミン県で伝統的"ライスペーパー"で有名なロクオンという有名な村がある。
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ロクオン村に来ると、村の曲がりくねった道に、黄色、白、多色の斑点のある様々なライスペーパーが売られていて、おなじみの光景となる。
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ベトナムの伝統的な食品加工品の村全体が、ライスペーパーの一代イベントのように染み込んでいる。
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朝、太陽が昇り始めると、この村の人たちが蒸し上げたばかりのライスペーパーを村の曲がりくねった道や畑などで乾かす。
材料は、標準米、薄力粉、浮き粉よりも細かい米粉であり、ライスペーパーはここの人々と深く結びついている。
昔は主に手作業でライスペーパーを作り、手で粉を挽いたが、近年は機械に取って代わられているため、以前よりも簡単に出来るようになった。 そしてちょっと味気ない印象になると思うが、労働生産性も飛躍的に向上したようだ。
現在、ロクオン村には、製粉機、ケーキコーティング機、乾燥ラック、裁断機の連続システムを備えた10ヶ所にもなる生産施設がある。
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この村の加工経験者は次のように教えてくれた。
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おいしいライスペーパーを出来るようにするには、高温、丁寧な作業姿勢、比率などの基本的な要素をよく考えて準備して手順を正確に守る必要がある。
特に、乾燥の時は、気温、日照、湿度、空気などの天候に依存するため、本当に気をつけないとライスペーパーにひびが入って廃棄しなければならないので、いつでもどこまでも慎重に干すことをやり遂げる。
あまり晴れていない場合は、約 3 ~ 5 時間で乾燥させいる。晴れている場合は、3時間ほど陽の光の下に乾燥すれば十分だ。
ロクオン村の各世帯は、1 日あたり 0.2 トンを生産できる。計算すると各世帯の平均収入は、月に700万から 1千万 ドンVD(日本円で約5万円ぐらい)を稼ぐことが出来る。
毎日、ロクオン村は約 60トンのライスペーパーを生産し、県内および県外の人々の消費活動、経済活動に貢献している。
特に、ロクオン村のライスペーパーは、化学薬品を使用せず、繋ぎ合わせなどをしないから、ベトナムでは、多くの人に人気がある。
ライスペーパーは、歴史的にもこの地域の人々の収入の増加と生活水準の向上に貢献してきた。
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私は、確か5年前に、ベトナム出張中に大好きになっていた地元のライスペーパーをおみあげに持ち帰りたかった。私は、そのまま持ち帰れるはずだと言い張っていた。
ベトナム人の親友がきっと無理だと言っていた。私はきっと大丈夫だと言っていた。
私は、大事に、砕けないように包装を工夫して、スーツケースに入れた状態で、羽田国際空港に帰国した。が、しかし、ライスペーパーは繊細さがゆえに、むなしく、粉々に砕けてしまっていた。
悲しい馬鹿な自分を思い出していた。
アジア人にとって本場のライスペーパーの食文化は愛されて止まないのだ。
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