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ベトナムゲアン省ジエンチャウの塩田について

ベトナムのゲーアン省ジエンチャウ県には、広大に真っ白な塩田が広がる地域がある。

暑い夏の日には、ここジエンチャウで、塩を作っている人たちの深いしわの表情や滴り落ちる大量の汗を目のあたりにして、その大変さ、過酷さがもっと感じられると聴く。

 塩を作っている人たちにとって、他の職業とは対照的に、塩産業は、天気が良く晴れ渡り、日当たりが良ければ良いほど好都合だ。(しかし過酷な毎日になる)

なぜななら、塩を作るとき、日光がエネルギーが強ければ強いほど、塩の品質が良くなる。

製塩業の人たちはいつも毎日が仕事で、連日、休みなく、朝早く起きて午後7時までに終了すると聴いた。 

塩を作る手順を次にまとめてみた。

❶防水シートを使用して塩田の底を裏打ちし、平らな畑にキャンバスを均等に広げる。塩水が田に流れ込むのを防ぐために、塩をつくるターポリンの領域は、エッジ全体をカバーするために田よりも大きくなければならないことに注意する。そして、帆布の端を竹の釘と接着剤で固定する。

❷満潮を待つ間、海水を貯水池に入れらるようにする。または、ポンプ場まで行き、ポンプで汲み上げてから貯水池に入れる。 

❸海水が飽和濃度の海水に達するまで、海水を蒸発させ続ける。天日乾燥をさせる。そして、和濃度海水を天然フィルターに通して、すべての不溶性不純物を除去する。

 ❹塩を結晶化させるために飽和海水を太陽の光の下で乾燥させる。塩は基準値を満たすように結晶化させた後、積み重ね上げて、保管倉庫に運び、そこでより清潔な状態の中で保存する。

ここでの年間の塩の生産量は、”100トン/1ヘクタール当たり”であり、一年間で1人あたりの平均収入は3000万ドン(日本円で約150万円くらい)。ジエンチャウの人々にとって、海は、ここに魚やエビなどの水産物の恵みを与えるだけでなく、海の水は、ここの地域の人たちに貴重な塩を育んでくれている。

真っ白な塩の粒子に結晶化した塩辛い海水の滴から、その塩辛い味は、また、ある外国人就労者のゲアンの実家のご家族や地域の人たちの汗、努力、熱意、過酷な暑さとの闘い、そして何よりも”今日の希望” ...より良い生活の向上と豊かな人生への希望の味である。

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