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なんてことない 日記 - Boutique de la reine.

隣町の商店街の一角に、🐯の褌 🐻のパッチ は流石になさそうだけど シュミーズやズロースも🐫の股引も どんとこい!と取り扱っていそうな、マダム御用達で懐の深そうな衣料品の小売店があります。

隣町なんで滅多にその商店街自体行かないんだけど、たまーにそこの前を通ると 言葉は悪いけど見晴らし良し 風通し良し の爽快な開放感で " 自転車なら割とすぐの距離にLイフやSまむら、Uニクロがあんねんけど ここの店根強いな〜、昔ながらの常連さんが支えてはんのかなァ " と数年前から誰に言うでもなく、そのように思っていました。

そして子供が小学校に入学するとき、「ここの店で買うたってや〜、価格表と電話番号も載っけとくさかい。」というニュアンスの親切丁寧なプリントが配られ判明したのです、あのブティックこそがうちの子の小学校の唯一の標準服販売店であることを!

あのお店の強力な切り札(ジョーカー)は 子供の学校とズブズブ もとい 特別に親しい sœur制度が成り立っていたのです、「そら敵なしですやん。」とマリア様もボヤいてますわ〜。

標準服、便利極まりないですけど ジャケットやスカートはそこそこするんですよね。ブラウスやポロシャツも予備も合わせてセット購入したら更に費用が跳ね上がるので、それが冬服、夏服で各300着は言い過ぎとしても各250着前後は売れるとしたら... ムフフな売上になるような気がします。

(なんと 下衆な銭勘定よ)


と、なんじゃかんじゃ言うとりましたが、只今3年生の子供の夏服(標準服)がつんつるてんなので 本日買いに件のブティックに水着なども含めて買いに行きました。最低でも1年に1回は利用してるので、我がホニャララ家もちゃっかり常連ヅラしてます。


それにしてもここのお店のマダムが矍鑠溌剌としてらっしゃるんだ、レディに年齢のことは言いたかないけど勝手な予想ではお店に立ち続けて50年、まだまだ頑張りまっせー 😀 みたいな。顔や体型、年齢と姿かたちは全く似ていないけど 元気ハツラツなイメージでシンパシーを感じたのはエリザベス女王かな、あくまでも雰囲気で ですよ。

よって今日の日記のサブタイトルは個人的に愛してやまないマンガ『王様の仕立て屋』(作:大河原遁/集英社)に因んで『女王様の衣料品店』、のフランス語です。『王様の仕立て屋』シリーズの主人公 織部さんも設定上ではナポリの若き日本人の職人ゆえ正規の依頼や顧客にまだまだ恵まれず、特急仕上げの本人曰く外道仕事で※ 糊口をしのいでいます(?)

(※ とはいえ、腕がいいので世界トップクラスのデザイナーやナポリ屈指の貴族で世界的な実業家に認められ保証人になってもらったり、融資を受けている)


織部さんもナポリで骨を埋めるべくサルトリア・オリベを開店したからやっぱり悠長なことは言ってられないハズなんだけど、ワケあって今は日本で単身赴任状態だし 稼ぎも安定の特急仕上げの外道仕事なのでサルトリアの融資返済とかどうなってんのかな とマンガの世界の話なんだけど気になる。

フィクションの王様の仕立て屋も隣町の女王様の衣料品店も太いパイプと強いコネクション、そして厚い信頼が物言う世界なのね、と無理矢理納得しています。




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