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知識ゼロから始める南米旅行

 南米に3週間ひとり旅してきたので、そのときの知見を書き残しておこうと思います。

航空券

行き先

 南米に行きたいという漠然とした思いだけで、具体的な目的があったわけではないので、航空券をどう取ればいいか分かりませんでした。

 結論としては、本数の豊富なサンパウロ、ブエノスアイレス、サンティアゴの3都市を目指すのがいいと思います(次点でリマ、リオデジャネイロ)。いろいろサーチしてみてこの知見にたどり着きました。Google FlightやSkyscannerで「東京-サンパウロ」「東京-ブエノスアイレス」「東京-サンティアゴ」で調べて安くなる日を探していました。

経由・価格

 南米への直行便はなく、北米、欧州、中東のどこかを経由することになります。北米だとLA、ダラス、アトランタ、NY、欧州だとパリ、ローマ、チューリヒ、中東だとドバイ、アブダビなどの候補が出てきます。どこを経由してもだいたい28~32時間程度です。

 価格は時期にもよりますが20万円前後です。オフシーズンを狙えば16万円台のときもあります。

 最初に調べたときはLA経由が一番安く、ESTA面倒だな~と思いながら見ていたら、次第に欧州経由が一番安くなり、最終的にパリ経由「サンパウロin/サンティアゴout」のエールフランスを取ることにしました。価格は20万1,500円でした。

 ちなみにビザが必要な国は南米にはありません。ブラジルが2023年3月に「日本人のビザ免除をやめる」といったん発表したのですが、外交努力によりビザ免除が継続されることになりました。

事前に準備したほうがいい場所

 その日の宿をその日に取るような無計画なひとり旅でしたが、ちゃんと計画しておけばよかったなと思うことも多々ありました。事前に準備しておいたほうがいい場所を書き残しておきます。

マチュピチュ

 マチュピチュの入場券は時間予約制です。枠が埋まるというだけでなく、紙に印刷しないといけない(画面表示では入れない)らしいです。

 実はペルーに行くつもりがまったくなかったのですが、途中で日程が余りそうなことに気づき、急遽ブエノスアイレスからリマ経由クスコ行きの航空券を取り、マチュピチュについて慌てて調べ始めました。ちなみにクスコ空港は照明がなく日没後は飛べないので本数が限られます。

 マチュピチュに行くには、この3つのチケットの予約が必要です。
・ペルーレイル(クスコ-マチュピチュの列車。1日10本くらい。全席指定)
・バス(マチュピチュ駅から遺跡まで。枠が限られている)
・遺跡の入場券(時間予約制)

 ブエノスアイレスのネットカフェで印刷して行きました。たまたまオフシーズンで直前に空きがあってよかったです。行くなら日本でやっておきましょう。ちなみに、雇用のために外国人は現地ガイドを雇わないと入れないという噂も聞きましたが、何も言われなかったのでよくわかりませんでした。

 現地に着いてから知ったのですが、クスコは富士山とほぼ同じ標高で、だいたい5割の人が高山病になるらしいです(マチュピチュは1000m以上標高が下がるのでマチュピチュに着くと元気になるらしい)。旅慣れている人は事前に日本のトラベルクリニックでダイアモックスという予防薬を出してもらうそうです。私は運良くなんともなかったのですが、クスコの宿には酸素ボンベがありました。

イースター島

 イースター島も特に行くつもりはなかったのですが、サンティアゴで海を見ながらぼーっとしているとき「そういえばモアイってチリじゃん」と突然思い出し、行けないか調べてみました。

 が、無理でした。調べるまで知らなかったのですが、認定された島内の宿の予約と復路の航空券を事前にWebで登録しないと入島できないそうです(2019年から導入)。

 島内に交通手段はなく、レンタカーを借りるかツアーに参加するか宿の人に乗せてもらうか、とのことです。

 サンティアゴから1泊2日あれば行けます。なかなか行けない場所なので、機会があればぜひ準備して行ってみてください。

イグアスの滝

 イグアスの滝も行くつもりはなく、南米に着いてから「もしかしたら行けるかも?」くらいの気持ちで行き方を調べ始めました。

 国境にあるので、ブラジルから行く/アルゼンチンから行くの2通りあります。アルゼンチンの方がすぐ近くまで寄れますが、ブラジルの方が見え方は綺麗で、どちらも違った良さがあるそうです。国境を通過して両方から見る方法もあります。近隣の街に宿泊する/都市から日帰りするの二択もあります。

 いろいろ考えた結果、ブエノスアイレスから日帰りすることにしました(飛行機で1時間、1日4本くらいです)。あまり日帰りする人はおらず、ほとんどの人は近隣の街に泊まっていくそうです(ブラジル側にもアルゼンチン側にも街があります)。

英語

 まったく通じません! でも大丈夫! パッションがあればなんとかなります!

 基本的にこちらが何を言いたいかきちんとコミュニケーションを図ろうとしてくれるので、大声で何か言っていれば必ず伝わります。スペイン語/ポルトガル語が分からないからといって冷淡な態度を取られることは一度もありませんでした。



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