野球が僕にくれたもの。
皆さん、野球は好きですか?
毎年甲子園で熱く盛り上がったり、プロ野球を観に行くって方もいると思います。
もちろんやるのが好き!とか、観るのが好き!とか、あの選手が好き!とかいろんな好きがありますよね?
僕は小学4年生から高校3年生まで野球を続けてきました。野球をやってきたから学べたこともたくさんありました。
今回は僕が9年間野球をやってきた僕の体験談をnoteにまとめていきたいと思います。ぜひ最後まで読んでみてください。面白かったとか、共感していただけたらぜひ紹介やフォローよろしくお願いします。
目次
1.野球との出会い
1-1.父からの影響
1-2.キャッチャーになる
2.キャプテンになる
2-1.僕がどんな人間だったのか
2-2.野球が楽しくない
2-3.キャプテンでチームは変わる
3.野球を続けて学んだこと
3-1.批判的思考
3-2.チャンスは過ぎていく。そして何度かある
4.最後に
1.野球との出会い
1-1.父からの影響
野球をやりはじめたきっかけのほとんどは、親からの影響なんじゃないかって僕は思います。僕は父から影響を受けて、野球を始めました。
はじめはもちろん嫌でした。"なんでこんなこと強調させられるんだ"みたいなことばかり思ってたかもしれないです。ルールもわからないし、ボールが自分めがけて飛んでくることがとにかく怖かったです。
でもお父さんの言うことは言うこと聞かないと、って絶対服従のような感覚でやらされたイメージですかね。小学4年生で少年野球チームに入りました。
毎日"素振りしたか?"とか、"グローブ磨いたか?"とか言われて、うんざりしてました。やり忘れた時もそこまで罪悪感なんてものは感じてなかったですね。
後々自分自身で成長できるように、与えられたものを大切にできる人になれるようにと僕自信が人として成長できるよう促していたんだと気づきました。直接言うのではなく、野球を通じて。
でも休日になると、せっかくの休みを僕の練習に時間を当ててくれて、めちゃくちゃ真剣に野球を教えてくれました。おかげで小学6年生になる頃には、かなりうまいレベルにまで成長していたらしく、地元選抜のチームにも選ばれました。
その選抜チームで大会に出場し、生まれて初めて優勝することの達成感に満たされました。選抜ですからもちろん周りの選手はとてもうまい人ばかりでしたし、その中でレギュラーで試合に出て優勝できたので、とても自信に繋がりました。初めて父に"教えてくれてありがとう"と言えたのがこの時でした。この優勝した経験が野球を始めてよかったと、実際に取り組んだことに価値があったなと思えた瞬間でした。
1-2.キャッチャーになる
父はずっとキャッチャーとして野球を続けていたので、キャッチャーの能力はとにかく高い人でした。僕は足が小学生の頃から速かったので、よく外野をやっていましたが、こっそり父からキャッチングの練習をさせられていました。
ちなみに小学6年生で100m13.8秒でした。
キャッチャーとして試合に出たのは小学6年生からで、その後中学と高校でもキャッチャーとして野球を続けていきました。
ただこのポジション。とにかく大変で、嫌になることもたくさんありました。何が嫌だったかと言うと、、、
・夏場は防具が汗まみれで蒸れて気持ち悪い
・ブロッキング(ワンバウンドしたボールを膝をついて体でとめること)を下手にやるとアザだらけになる
・僕自身肩が弱い方だったので、盗塁が刺せない
・唯一周りを見渡せるポジションなので、声をとにかく出して指示しなければいけない
キャッチャーやったことある人ならこういった経験あると思います。小学、中学はまだキャッチャーは楽しくできてました。めちゃくちゃ強いチームではなかったこともあるとおもいますが、そこまで多くのスキルは求められませんでした。
高校に入学して野球部に入ってからがとにかく大変でした。環境の変化にとにかく慣れませんでした。特に、、、
①ボールが軟式球から硬式球に変わった
②レベルがとにかく高い
この2つがとにかく大きく野球に対する考え方を変えさせていきました。
まずは①のボールがかわったことについて。軟式球は若干柔らかくよく跳ねます。グリップがよく効くし、硬式よりも軽いので小さい子でも投げやすいです。
硬式球は主にコルク、ゴム芯、羊毛、綿糸、革、縫糸で構成されたボールで、軟式球より滑りやすく、とにかく硬いです。ただ、バッティング面では硬式球の方が飛距離は出やすい特徴があります。
この硬式球になってからうまく投げれないし、ブロッキングは特に恐怖でした。さらには、キャッチャーとしての全体への指示能力、バッターをうまく観察した配球術、ポジショニングの指示など多くのスキルが求められました。
なんと言っても、対戦する相手の野球の能力値が高いことばかりで、自分が試合に出ると負けることが多く日に日にメンタルがやられていきました。
ただ、高校3年間でこれだけ厳しい経験を受けたおかげで、リーダー性、的確な指示の分析、状況判断能力、相手の人間性を見抜く( これは関係あるかわかりません笑 )という人として成長でき、考える力も身についたように思います。
2.キャプテンになる
2-1.僕がどんな人間だったのか
9年間野球と向き合ってきましたが、実は野球チームのキャプテンを4回も僕は経験してきました。
はじめは小学校の少年野球チームで。2回目は中学校の野球部で。3回目は中学生の頃4ヶ月ほど硬式のシニアチームに参加した時に。そして4回目は高校野球でです。
これだけキャプテンという役割をやってきたら、どんなすごい人なのかと思う方いるのではないでしょうか?
僕は本当に対した人間ではありません。
性格でいえば、口数が少なく内向的で、指示をするよりも支持されて動いている方が気が楽という感じの性格でした。とにかく責任を負うということが大嫌いでした。
1回目と2回目に関していえば、単純に野球がそこそこうまかったというだけの理由でキャプテンを任されました。うまい人にはみんなついてきますし、僕が結果を出せば"やっぱ流石だな"と評価が上がりました。
特にリーダーシップがあったわけではなく、結果を出せば勝手についてきてくれたのです。
3回目と4回目に関しては、"まじめ"という理由でキャプテンを任されました。能力的にはそこまで差はなく、むしろ自分より上手い人ばかりでした。だからこそ負けたくないと思ってまじめに練習をしていましたし、うまくなって自信をつけたいと思っていました。
でもその姿を見られて、3回目と4回目はキャプテンに選ばれました。
ちょっとうまかったから勝手についてきてくれたキャプテンの経験しかないのに、本来あるべき指示ができる、チームを成長させられるキャプテンを求められてもできるわけがなく、全くついてきてくれない時期がとにかく長かったです。
この4回目のキャプテンをやり始めてから大きな壁にぶつかり、挫折してしまいそうになりました。
2-2.野球が楽しくない
僕の入学した高校は文武両道を目標とする高校で、普通科の他にもいろんな科がありました。僕は一般入試で普通科に入りました。
ただ、野球部のほとんどは野球の推薦で入学した選手ばかりで、僕なんかより野球が上手い人はたくさんいました。
野球も結果を出したいし、勉強も疎かにしてはいけない!と思ってましたが、現実そんなに甘くない。どちらも追求するがあまり、むしろどちらも中途半端になっていきました。
責任は全て僕にあるわけですし、全体を仕切るのはもちろん、怒られるのも僕の仕事です。何度も"向いてないからやめろ"と言われ、メンタルはボロボロ。学校の授業にもうまく身が入らず、野球のことばかり。
練習試合でもまともにレギュラーとして出してもらえることもなく、毎回2試合目の補欠組の試合ばかり。
今日はなにを言われるのか。
このまま高校野球終わっていくのか。
のちに学校生活も楽しくなければ、野球にも自信がなくなり、野球も何のためにやっているのかわからなくなり、楽しくなくなっていきました。
2-3.キャプテンでチームは変わる
新年を迎え夏の大会まで残り7ヶ月と迫った頃、だいぶ遅いですが強豪校について調べていました。すると、大阪桐蔭の特集がありました。そこで心に響いた言葉が、"キャプテンでチームは変わる"でした。
これまでの僕は
・実力不足から自信が持てないでいたので、指示を出そうにも出せない。
・言われたことをただこなしていたので、自分で考えて行動する習慣がなかった。
自分でもわかっていたことではありましたが、いざやるまでに至らなかったので、最後の夏に向けて自分が変わろうと決意することがようやくできました。
結果で見せることができない分、行動で見せることを心がけて、自分の成長と共にチームの成長を促していきました。
その結果、最後の夏の大会では一桁の2番の背番号をもらうことができました。
試合はスターティングメンバーではありませんでしたが、途中出場でヒット2本!
最後の最後にようやく結果が出てくれました。
大会は1回戦で敗れましたが、僕の中では続けてきてよかったと思っています。
もしキャプテンを続けてなければ、やらせてもらっていなければ、自分が人としても1選手としても成長できてなかったと僕は思います。
3.野球を続けて学んだこと
3-1.批判的思考
批判的思考(クリティカルシンキング)ができるようになりました。簡単に言うと自分の考えに対して問いを投げかけるということです。
僕が上手くなればみんなついてきてくれるのか。いやそうじゃない。じゃあ何すればいいのか?
野球に限ったことではないです。仕事、ビジネス、人間関係など。
上手くなりたいとか結果を出したいと思うのであれば、こう言った思考法は必然だと僕は思っています。
人によってどう変わるべきなのかは違うと思います。なぜなら、それぞれ抱える課題が異なるからです。
皆さんのまわりにも、リーダーの立場の人いると思います。どんな人ですか?何か物足りない部分はありませんか?
野球は1人ではできません。組織も一緒です。1人では組織としては成り立ちません。
良い変化ももたらすために必要な脳の使い方を僕は野球で学べたと思っています。
3-2.チャンスは過ぎていく。そして何度かある。
人生には転機というものが隣り合わせです。Twitterやテレビを見ていると、どん底から這い上がったという方々がたくさんいました。
野球の視点でいけば、一試合を通して滅多なことがない限りチャンスと呼ばれる場面が幾度かありますよね?
でもそのチャンスを得点に結びつけることができないこともあれば、ちゃんとものにできる時もあります。
人生も同じだと思うんです。チャンスは絶対に訪れるものだと信じています。気づかないうちに過ぎていくこともあるでしょう。
でも、何度もあるわけではなく何度かある。それがいつ来るかはわかりません。人生において、結果が出る人=行動力がある人だと思います。何もしないで待ってる人よりもチャンスが来る回数は増えると思います。
上記にも書いたように仕事やビジネス、恋愛などでしょうか。
僕も経験を生かして、チャンスがくるように、そして掴めるように頑張りたいですね。
4.最後に
ここまでご愛読いただきありがとうございます。あくまで自分の体験から思ったことを述べただけではありますが笑。
僕自身、人生に成功はないと思っています。たとえ1億円稼いでも、それ以上稼ぐ人もいるわけです。
どんな素敵な人と結婚しても、すぐ離婚などをしてしまえば意味がない。
でも人生に失敗はあると思っています。人は失敗から学ぶ生き物だと僕は思うからです。
生き続けることが楽しいと、この先思えるようにこれからしていけたらなと思います。
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くわって
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