J.S.A.ワインエキスパート呼称資格認定試験備忘録(一次試験:CBT試験)

2021年にワインエキスパートを取得した。
学習方法と受験内容をまとめておく。

二次試験の受験記はこちら

受験のきっかけ

シャトー・マルゴーとシャトー・ラトゥールを飲んだこと

会社の飲み会で何故かマルゴーとラトゥールを飲ませて頂く機会があった。
その時の自分は、お酒の中ではワインとビールあたりが好きかなくらいのレベル感で、五大シャトーの存在さえも知らなかった。
マルゴーとラトゥールを出して頂いた際も、きっといいワインなんだな〜くらいの認識で頂いてしまったが、次の日、ふとワインの値段を調べて本当に驚いた。
しかもだいぶ酔っ払っていたので飲んだ時の記憶もほぼ無し。
ワインの歴史・背景を知らず、ただ飲むだけなんてなんともったいないことかと猛省した。
もちろん、仲間と気軽に楽しくガバガバ飲む向けのワインもあり、それはそれでワインの楽しみ方の一つである。
ただ、特別と言われるワインにはストーリーがある。
そのとっておきのワインを飲ませて頂いた時に違いも分からないのは、上司、お店の方、そしてワインに対しても失礼だったと今も感じている。

27歳までは日本ソムリエ協会の入会費と初年度会費が無料

そこからワインに興味を持ち始め、ワインエキスパート資格の存在を知った。
受験料が一次試験+二次試験で、一般申し込みだと5万円だが日本ソムリエ協会の会員3万円ちょっとで受けることができる。

ただし日本ソムリエ協会に入会するにあたっては、結局入会金と年会費が必要になるのだが、なんと27歳以下は無料という特典があった。
 入会金 \10,000
 会費 初年度の会費は月割り / 年会費 \15,000(1月~12月)

ちょうどその時26歳だったので、次の機会に受けるとなると27歳枠に滑り込める!お得!これはチャンス!と思い受験を決めた。

学習方法

スクールの講義(スクール発行の教本と講義資料ベース)
問題集(オンライン、書籍)
Youtube(語呂のチャンネル、もう無いっぽい)

スクール(アカデミー・デュ・ヴァン)

3月開講の受験対策講座(講義+テイスティング)を受講。
早めに募集人数に達し掛けている先生のクラスが人気かと思ったので申し込んだが、基礎クラスから流れてきている人が多かったのだとあとから分かった。

教え方は申し分無かったが、授業の進め方や教材の取得方法等は基礎クラスで周知されている前提で始まったため、最初はどこを参照したら良いのか等苦労した。

あとは既にクラス内の人間関係ができ上がっていた、、、グループ分けをして情報交換やテイスティング会しましょうという案内もありグループが組まれたが、一度もそのグループで集まることは無かった。
多分既に仲良いグループがあったので、お膳立てされてできたグループは必要無かったのだと思う。

講座の内容は充実して申し分無かったのと、情報が整理されて降りてくるのが早いので早期のうちから効率的な学習をするには良かったと思う。(市販の書籍だと3月に公式の教本ができてその後最新化されるため、どうしても前年度までの情報を元に学習する期間が出てしまう。)

アカデミー・デュ・ヴァンの学習オンラインアプリ

スクールに通うと使えたので活用。

アカデミー・デュ・ヴァンの問題集(書籍)

スクールで販売されていたものを購入。書き込みながら知識を増やしていった。

Web問題集

受験直前はスクールの問題集やアプリは一通りやってしまったので、WEB上の問題集を解いて理解が怪しい国や分野を洗い出し⇒暗記の繰り返し。


受験

CBT試験

2回まで受けられるよう申し込んでいたので、試験期間が始まってすぐの7月の3週目あたりに受験。
時間は割と余裕があり、一通り解いて自信のある問題数をカウントして合格ラインに乗っていることを確認した上で試験完了。
判定Bで合格。

振り返って

1次試験対策としては市販の参考書や問題集、WEB上での情報が充実しているので、試験に受かるという目的のみであればスクールの講座を受けず独学で十分だと思う。

市販の書籍で言えば、杉山明日香先生の本はよくまとまっていて面白かったので勉強の合間に読んでいた。
特にワインの基礎(格付けとか)はフランスから学ぶことが多いので、学び初めの時期にフランス編を読んでおいたのは良かった。

自分はスクールで試験対策を行ったので購入はしていないが、受験対策本も良さそう。

2次試験:テイスティング試験 に続く

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