「舞鶴よかと」と「山本華世」

彼女との出会いは今から1年半くらい前だったと思う。

僕の言う、彼女とは「おいさ〜」と言う福岡県民なら誰もが知っている

「博多弁の挨拶」でYouTubeの配信を始めるVTuber「舞鶴よかと」だ。

彼女のことを知らない人のために説明すると、

彼女は名前の通り、福岡市中央区の「舞鶴」生まれ。

県外の人に伝えるなら「天神の近く」だ。

僕の住んでいる福岡の文化や魅力を発信しているご当地VTuber。

先月、活動が1000日を迎えた。

毎月のように引退しているVTuberがいるぐらいだから、

彼女の、この1000日という活動日数はとてもすごい功績だ。

そんな彼女との出会いの話に戻ると、

番組の企画で移動式のサイネージ(縦型の電子広告)ロボットを特集することになった。

このロボットの中にVTuberを入れて街ロケをすることになり、

プロデューサーの「舞鶴よかとちゃんという福岡のVTuber」がいる

と、いう一言で彼女に白羽の矢がたった。

今思えば、プロデューサーのこの一言がなければ彼女との出会いは

なかったのかもしれない。

結果、その後彼女は前回の記事に記載した

番組のVTuber特集には欠かせない「MC」として八面六臂の活躍をしてくれる。

彼女との初めてロケをするに辺り、「舞鶴よかと」について調べることにした。

「響き渡る声」

「マシンガントーク」

「VTuberがもつ鍋を試食している。」

VTuberが食リポ?

テレビディレクターの口癖「撮れ高」って奴は期待できそうな材料が揃っていた。

結局、そのロケはやはり彼女の独壇場だった。

・商店街でタピオカを飲む彼女に目が点になる店員。

・彼女(サイネージ)の上に乗った梟。

未だにVTRを見て笑ってしまう。

このロケでは「VTuberという珍しさ」「撮れ高が期待できる材料」がある。

と、いうぐらいしか僕は彼女の良さを発見しきれていなかった。

そんな彼女の本当の凄さを知ることになったのは

よかとちゃんがVTuber企画のMCを初めて務めることになった

第2回目の「男性VTuber」特集だ。

トークが始まると彼女のキャラ的に一方的に喋って相手を困らせる...という

展開を予想していたが、それはすぐに裏切られた。

彼女はトークで振り、相手のアナウンサーやゲストVTuberでオチをつける。

所謂、スルーパスを与えて最後にゴールを決めさせてあげる。

彼女はサッカーでいうトップ下のポジションを担っていた。

これには驚かされた。

ここで僕は彼女の良さ「MC力」を初めて知ることになる。

その後の企画においても彼女の良さはどんどん出てくる。

・相手のちょっとした一言に瞬時に突っ込む「瞬発力」

・響く声だけじゃない母音がしっかりと聞きやすい「ナレーション力」

・どんな無茶ぶりも絶対応えてくれる「度胸」

よかとちゃんの良さはまだまだあるが、彼女からやめてくれと

言われるので胸の内に秘めておこう。

今後も僕が担当しているVTuber特集においてよかとちゃんは欠かせない存在だ。

書いている今ですら小っ恥ずかしいが、

彼女の良さをもっと皆に知ってもらいたいと思って書いている。

いつか、彼女から今後の夢を教えてもらったことがある。

その夢は叶うと思っているし、協力できることなら協力したい。

彼女は今、VTuberの世界では名の知れた存在だが、

VTuberを知らない福岡の人には正直あまり知られていない。

彼女が博多のゴッド姉ちゃんこと「山本華世」さんのように

福岡県民が誰しもが知る存在になってほしいと思っている。

リアルとバーチャルの融合こそが今後のエンターテインメントの鍵。

その可能性は十分にある。

ちなみに、この記事を書くことは本人には言っていない。

次は以前、「どんなVTuberが番組で紹介されやすい?」と

質問を受けたことがあった、僕なりの意見を書こうと思う。







































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