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【古着】A-1ジャケットの年代の見分け方【ヴィンテージ】

ヴィンテージのA-1ジャケットは年代別に大きな違いがなく、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。「このジャケット雰囲気があって古そう!」と思い購入するも...。

今回は、21年間ヴィンテージ古着を収集してきた私が、A-1ジャケット(ヴィンテージ)の見分け方のコツを書いてみたいと思います。

A-1ジャケット(ヴィンテージ)とは

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A-1ジャケットとはもともとはアメリカ軍で使われていたジャケットです。軍物のA-1ジャケットのディテールを元に作ったものが通販カタログで販売され、多くの人にファッションとして着られるようになりました。ディテールはとてもシンプル。柄がネイティブ柄やドット柄などたくさんあるため、コレクトアイテムとしても知られています。

ポケットが胸付近に付いてる(20年代)

レア度:★★★★☆

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20年代ごろのA-1ジャケットはコートなどの下に着ることが多く、シャツのように使われていたため、ポケットが胸元についていました。30年代からはA-1ジャケットのみで着られるようになり、ポケットが裾の近くに付けられます。

カフスのボタンが内側に付いてる(20年代)

レア度:★★★☆☆

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20年代のジャケットはカフスのボタンが内側に付いているものがあります。ボタンを留めにくいためか、30年代には見られなくなりました。

イタリアンカラー(30年代)

レア度:★★☆☆☆

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イタリアンカラーとは台襟がない襟のことを言います。首元が寒いときはジャケットの一番上のボタンを閉め襟を立たせて着ていました。

タロンフックレスジッパー(30年代)

レア度:★★★★☆

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タロンフックレスジッパーは30年代に作られたジッパーです。1930年代の初めの頃は、ジッパーの性能が悪かったため、服にあまり使われいませんでした。古いジッパーは使っていると、すぐに滑りが悪くなってしまいます。私はジッパーの滑りが悪くなり、強引に上げようとして大事なヴィンテージのジッパーを壊してしまったことが2回あります。でも、コレを使うようにしてからは、いつもジッパーがヌルヌルになったので、オススメです。

鳩目が付いてる(30年代)

レア度:★★★☆☆

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30年代のジッパーには鳩目(パンチ穴)が付いているものがあります。当時のミシンではジッパーの差し込み部分を補強できないため、補強する板をつけ鳩目で止めていました。

ベークライトボタン(30年代〜50年代)

レア度:★★☆☆☆

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ベークライトボタンとはアメリカ人のレオ・ベークランドによって作られたボタンです。世界初の人工プラスチックの樹脂素材。30年代から50年代に見られます。

猫目ボタン(〜50年代)

レア度:★☆☆☆☆

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ボタンの凹んだ所が猫の目のように見えるところから猫目ボタンと言います。当時の糸は綿素材で切れやすいため、ボタンを中央を凹ませ糸が擦れて切れないようにしました。50年代までのワークアイテムによく使われるボタンです。

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