【古着】US.NAVY ウォッチキャップの年代の見分け方【ヴィンテージ】
ヴィンテージのUS.NAVY ウォッチキャップは、大きな形の違いがなかったり、タグが取れていたりするものが多いので、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。値段が高いから古いのかな? と思い購入するも……。
今回は、21年間ヴィンテージ古着を収集してきた私が、US.NAVY ウォッチキャップ(ヴィンテージ)の見分け方のコツを書いてみます。
US.NAVY ウォッチキャップ(ヴィンテージ)とは
US.NAVYのウォッチキャップはアメリカ海軍で使われたウール素材のキャップです。暴風や荒波のきびいしい船の上で、見張りや作業をするアメリカ海兵を守り続けました。戦後は俳優のブラッド・ピットやロバート・デ・ニーロなどに愛用され、ファッションとしても着用されています。
キャップの先だけ縫い目が違う(〜40年代)
レア度:★★★★☆
40年代まではキャップの先だけ縫い方が違います。キャップの先の縫い目を変えることで、伸縮性を増してキャップを被りやすくしました。古いウォッチキャップは、糸に伸縮性がないので、虫食いの穴などを放っておくと穴がだんたん広がって、洋服のお直しに頼んで大金を払うことに……。でも、この特別な糸を使えば、目立たずに簡単に虫食いなどの穴を直せるのでオススメです。
生地の縫い合わせが2本針になっている(40年代)
レア度:★★★★★
40年代のウォッチキャップは生地を縫い合わせるところが2本針です。50年代からはミシンの発達により、ロック仕上げになります。
タグの文字がプリントになる(40年代〜)
レア度:★★☆☆☆
30年代まではタグの文字が刺繍で表示されていました。40年代からはコスト削減、機械の発達によりプリントタグの変更になります。
キャップのトップ部分に6個の縫い目がある(40年代〜70年代)
レア度:★★☆☆☆
40年代から70年代まではキャップのトップ部分を6個に裁断して縫い合わせていました。80年代からはキャップを作る工程を減らすため、トップ部分の裁断が4個になります。
キャップの筒状のところに縫い目が入る(〜60年代)
レア度:★★☆☆☆
60年代まではキャップを筒状にするために、ニットを縫い合わせていました。70年代からは織り機でニットを筒状に編めるようになり、ニットを繋ぎ合わせていた縫い目がなくなります。
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