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【古着】リーバイス 501 66後期の年代の見分け方【ヴィンテージ】

ヴィンテージ リーバイス501 66後期って言われても、他の年代のものとポケットやシルエットなどに大きな違いがなく、どれを買えばいいか迷ってしまいますよね。デニムの色落ちやヒゲの入り方で古そうかな? と思い購入するも......。

今回は、21年間ヴィンテージ収集してきた私が、「501 66後期の年代の見分け方のコツ」を書いてみたいと思います。

リーバイス 501 66後期とは

リーバイス501 66後期は、66モデルが前期と後期の2種類あるうちの後期モデルになります。66後期は、76年から80年までに作られたものを言います。

内タグに製造された年が書いてある(70年代〜)

レア度:★★☆☆☆

リーバイス501は70年代ごろからズボンの内側についているタグで年代判別ができます。内タグに「4 9 6」の数字が書いてあります。数字の左から「月、年、工場番号」になります。

紙パッチにCARE INSTRUCTION  INSIDE GARMENTの文字が入る(71年〜80年中頃)

レア度:★★★☆☆

71年から80年中頃のリーバイス501は、紙パッチにCARE INSTRUCTION  INSIDE GARMENTの文字が入ります。CARE INSTRUCTION  INSIDE GARMENTとは衣服内の取扱い説明書という意味です。71年からズボンの内側に品質表示タグがつくようになりました。

バックポケット裏のステッチがチェーンステッチになっている( 77年〜)

レア度:★★★☆☆

77年からバックポケット裏のステッチがシングルステッチからチェーンステッチに変わります。チェーンステッチに変えて生産効率を図ったのでしょうか。

収縮率が8%から10%になる(〜80年代)

レア度:★★★☆☆

リーバイス501の66後期まではデニムの収縮率が8%です。次の赤耳からは収縮率が10%に変わります。

裾裏がチェーンステッチになっている(〜83年)

レア度:★★☆☆☆

リーバイス501 赤耳までは裾裏がチェーンステッチになっています。赤耳のあとの脇割りからは裾裏がシングルステッチに変わります。シングルステッチに変更したのはチェーンステッチが解けやすいためではないでしょうか。私が持っている501の裾は濃淡がしっかりついたアタリがついていました。履いているうちにだんだんと、チェーンステッチの端の部分が緩くなってきて…このままだとチェーンステッチが解けて、せっかくのアタリが台無しになるではと、恐くて履かなくなってしまいました。でも、古着屋さんから教えてもらったコレを塗ったら、チェーンステッチが解ける心配がなくなり、また大好きなジーンズが履けるようなったのでオススメです。

セルビッチの端が赤糸で縫われている(〜86年)

レア度:★★☆☆☆

セルビッチは生地の端がほつれないようにした処理を言います。赤耳とはセルビッチ加工をしたところの上から赤糸の縫い目を入れてさらにほどけないようにしたものです。リーバイス 501では86年までみられました。

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