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159.西岡剛と藤川球児の対談~一番のプレゼントは時間を共有すること~


元ロッテの西岡さんと元阪神の藤川さんのYouTubeでの対談を見たのですが、けっこう良かったのでお届けします。
二人とも当然両親がいて兄弟がいて、現役中は野球に打ち込んでいたわけですが、そんな時でも周りの家族も人生が進んでいって結婚して子どもができて。
藤川:引退して初めて兄弟家族含め10人くらいでゆっくり集まったことがあるが、
「こんなに自分にはたくさんの家族がいたんだー。」
という気持ちになった。
「同時にたくさん我慢させていたんだなー。」
とも気づいた。というのも、家族は車を買えば
「お兄さんに買ったもらったの?」
とか言われるだろうし、ものすごく大変だったと思う。
西岡:「一緒です。ぼくは親に車とか買おうか?」
と言ってもいらないと言われる。自分としてはプレゼントをすれば喜んでくれるんじゃないか、とたくさんプレゼントを家族にしてきた。でもそれは自分の自己満足だったのだと思う。父親にロレックスをプレゼントしたこともある。そしたら文字盤に貼ってあるシールを剥がさずにずっと飾ってあった。
後輩に1勝のお祝いでスーツを買ってあげたこともある。でもそれも自己満足だったのかなと。
「今思えばそんなことよりも、ちゃんと時間を共有して、ちゃんと話をして相談を受けたりといった方がもっと大きいプレゼントになったのではと振返って思う。」
藤川:逆に現役の時たくさんの人からプレゼントやお祝いももらったが、もらって終わりになっていた。あの時の皆さんの気持ちに対して返せていなかったなと。
なので現役をやめてそういった方たちに会いに行って、
「あの時はありがとうございました。」
と伝えるとすごく喜んでくれる。
「考察」
経済的に決して豊かではない私の親でさえ、お盆は帰ってくるのか?とかたまに連絡がくる。ましてや経済的に恵まれている人であれば尚更、「大切な人と時間を共有する」ということに幸せを感じるのかもしれない。
そういえば先日、私と妻と妻の母でラーメンを食べた帰りにモスバーガーでコーヒーを飲んで30分くらいお話をした。
後日義母が妻に
「こないだのコーヒーは贅沢な時間だったわ、ありがとう。」
と言ったそうだ。
大切な人と時間を共有する、忙しさとの究極の両立なのかもしれない。

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