【7月編】ドラゴンズ2軍運用定点観測2023
体調不良者が出てベンチ入り野手2名のみの試合があったり、鈴木の怪我で急遽先発祖父江があったり悪い意味で色々な事があった7月のドラゴンズ2軍。
この体調不良者の件でいつもと違う運用が見られました。
詳細を見ていきましょう。
年齢別選手一覧
川越選手を追加しました
1.打順別スタメン数
山浅、加藤匠の捕手陣は負担の少ない9番でほぼ固定。
樋口は先月に続き2番固定。
今月3ホーマーのアキーノは先月7番起用がほとんどでしたが、今月は4番起用に軸足を移しました。
外様、外野のUT、中堅と似たタイプ同士である後藤と加藤翔。
後藤は先月二軍で主に1番起用されて昇格していきました。
加藤翔平はどうなのかというと、下位打順起用がほとんど。
後藤は1軍で代打の切り札として使われていて、打撃の期待度は後藤が上か。
2.打席数
入団してから樋口は基本的に上位起用されほぼ毎試合スタメンで打席数をかなりもらってきました。
それは「今季中に支配下になってもらいたい」という投資的な面が前に出ていたように見えます。
目的を達成し星野が復帰した今、彼の起用法がどう変わるのか来月注目です。
大野奨の打席数は今季ずっと10以下で推移。
3.ポジション別イニング数
キャッチャー
今月は山浅に集中投資。
ちなみに今季ここまでの山浅の出場イニングは、味谷の昨季と今季合わせた出場イニング数を超えました。(2022年の練習試合、フェニックスリーグは含まず)
山浅:286イニング
味谷:259イニング(2022年94 2023年165)
また本日7月31日に味谷の抹消が公示されました。
一軍で出番がほとんどない中ここまで抹消を引っ張ったのは恐らく山浅の出場機会をボンと用意するため。
来月は代わって山浅が昇格となるのか、味谷と併用するのか。
出場2位の加藤匠が組んだ先発投手は
根尾、鈴木、福谷、上田
ですが、彼らは他の捕手とも組んでいるのでバッテリーをセットで考えて運用しているわけではなさそうです。
大野奨は守備はたった5イニング、打席数も前述の通りかなり少ない起用が続いています。
組んだ投手を調べても特にこれといった特徴があるわけでもありませんでした。
ファースト
ガルシアがいきなり出場数1位。
きっかけとなったのは、体調不良で離脱者が続出した時。
最初は二軍の運用でありがちな穴埋め要員かな?と思ってましたが、予想に反して出場数がどんどん増えていきました。
何事もなく試合をこなしており、コンディション不良でもないようで。
今まで起用されなかったのはなんだったんだ・・・?
心配なのが福元の離脱。体調不良事件からほとんどの選手は復帰してますが、彼の出場はなし。
セカンド
体調不良事件の影響で伊藤がプロ初のセカンド起用。
そして長らく行方不明だった星野が復帰。
4か月間セカンドを独占し続けた樋口の数が激減。支配下直前のアピールとして今月はショートでの出場が主でした。(後述)
サード
これといった存在が今月はいなかったサード。
セカンドとショートのスタメンから外れた選手がとりあえずサードのスタメンという構図に見えます。
この人をサードとして育てるぞ!という素材の選手が不在ともとれます。
ショート
樋口が出場数を一気に伸ばしアピール。
見事支配下登録を勝ち取りました。
しかしサード同様、純ショートが不在。
濱のショート起用もついに今月は0。
レフト
三好が先月はセンターのトップでしたが、今月はレフトでトップ。
先月と比較して減った選手は福元、アルモンテ、アキーノ。
レフトといえば2000本安打が目前となった大島の後を考えたいポジション。
アキーノがハマればこれ以上ないですがレフトの起用が今月0。
DH起用が主で打席数は今月4番目。打撃に専念してどうにか調子を上げてほしい気持ちが伝わってきます。
センター
濱がついに外野起用。
ドラフト指名時から、アマ界隈では彼は外野という評価を聞いていたのでここから本領発揮してほしいところ。
ショートの出場が0で外野の数を伸ばしてきたとなると、一旦ショートとしては見切りをつけて適性のあるポジションに集中させるように見えます。
ライト
みんな大好き加藤翔平さんが外野3ポジションをまんべんなくこなしてくれて空いたところに(良い意味で)雑に置けるのは運用者目線ではありがたい話。
指名打者
DHは外国人とベテランの調整の場というのは今月も変わらず。
アキーノが今月レフト出場0、ライトの出場も伸びないずDHがほとんどの状況で少し心配。
4.先発投手
ローテーション
仲地が2軍で中6を繰り返し、無事1軍本拠地デビュー戦で初勝利。
そして待望の上田が先発再調整。
ですが、ローテーションを見ると人員不足から穴埋め的にやらせてる感もやや透けて見えます。
さらに鈴木が怪我で登板回避で祖父江が先発。
TJ明けから順調に登板を重ねていた梅津も23日にコンディション不良で1イニング降板。
彼らが離脱となればさらに人数がカツカツに。
注目の根尾は先月から中8~10でローテーションを回り7イニングを投げられるように。
涌井さん抹消で8月4日の1軍マウンドが未定ですがこの日がちょうど根尾が中8日。
ここに来る可能性は0ではないです。
補強期限は本日終了。まだまだ二軍も週6試合ペースが続きます。
現在怪我の情報がなく直近で先発しているのが
根尾・福谷・松葉・垣越・上田
ここに怪我の鈴木・梅津、1軍にいる仲地でどう残りシーズンを完走させるか投手コーチは頭が痛いところ。
松葉が3登板で22イニング消化で1登板当たり7イニング以上投げています。
脱定時退社なるか。
根尾は2か月連続投球回数2位。
5.中継ぎ投手
ロング要員で登板した橋本、福島を除き回またぎが今月ついに0。
投手は体調不良者の離脱がなく、試合中止が続いたのもあり全体的にホワイト運用。と言いたいところですが連投は普通にしてます。(福、祖父江も例外ではない)
経験者の橋本、アルバレスは人員不足で今後先発に回る可能性もありそうです。
今月はここまで。
また来月お会いしましょう。
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データ引用:スポナビ 野球速報
見出し画像は下記画像を使用しました。
Cake6, CC BY-SA 3.0 , ウィキメディア・コモンズ経由で
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nagoya_Baseball_Stadium_05.jpg
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