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【9・10月編】ドラゴンズ2軍運用定点観測2023

今月は離脱者が大量に出ている影響でメンバーがほぼ固定化。
控え捕手が内野を守る事態が続いたので運用どうこうのお話になってないかもしれません。

年齢別選手一覧


※表には9月としか書かれてませんが、最終試合の10月1日分もカウントされてます。

1.打順別スタメン数

待望の田中幹也がスタメン復帰。打順は1番。
スタメン数トップはアキーノ
先月2番固定だった濱が離脱した影響もあり樋口が再び2番が増える(先月は9番が多かった)

2.打席数

先月トップだったがコンディションの影響かわかりませんが、ベンチ入りしない試合が続き大きく数字を落とす。

レビーラ・ガルシアの稼働が再び悪くなる。アルモンテはついに打席0。

味谷・山浅の高卒コンビは先月に続きほぼ同じ打席数。

3.ポジション別イニング数

キャッチャー

離脱者が出てほかのポジションを埋めるために捕手の加藤匠・味谷が起用されたので、今月はほぼ山浅が独占。
しかし週6出ずっぱの週はなく、ところどころ加藤匠・大野奨がスタメンや途中交代で使われ、1試合フルで守れた試合は4試合のみ。(雨天コールド含む)

ファースト

超緊急事態ポジション。
今月のトップは味谷

やる人がいないので、昨年も守った経験のある彼が穴埋め的に使われたのだと思います。(1年目の山浅を守るためにも)

セカンド

先月トップだったが1イニングも使われず。
村松がほぼ固定され1軍昇格。
その後は溝脇福永で固定。
途中交代があった試合は0で、スタメンならフル出場のポジションでした。

サード

緊急事態ポジションパート2
濱の離脱で捕手の加藤匠が守る事態に。

今季の2軍の野手MVPはだと思っています
2B.3B.SS.RF.CFと5つのポジションを守りました。
しかしそれは他に候補がいないから穴埋め的に使われているというもの。
彼がいなければ2軍野手は早々に崩壊していたと思います。

2Bは村松・SSは龍空・RF.CFはブライト鵜飼と誰かが2軍に来たら優先度は落ちていました。
3Bは唯一彼が優先的に使われていたポジション。
スーパーUTとなるか3B専門となるか今後の彼の成長を見ていくのはおもしろそうです。

ショート

ショートは樋口がほぼ独占。
濱はショートのつもりで獲得しましたが結局ラスト3か月の出場は0。
代わりに樋口がトップで出るなんて思いもしませんでした。

レフト

センター

ライト

アキーノが今月はライトではなくレフトを主として出場イニングトップ。

指名打者

今まで同様ベテランの出場機会の場となったDH。

4.先発投手

ローテーション

21日.28日の先発は大野雄大ですが、ロングリリーフで実質先発の上田を記載

松木平が先月29日の登板から4週連続で中6日登板。
鈴木・上田も中6でローテを支える。
夏ごろからリリーフ起用が続いていた岡野が最終試合で先発。

大野雄大が待望の復帰。

松木平が前述のとおり中6で1か月回ることができ、かつ1登板当たり約7イニングを投げることができました。
次の支配下筆頭は彼でしょう。福島のようにオフに支配下登録される可能性はあると思ってます。

先発再々転向の上田鈴木、谷間を埋めた松葉も1登板当たり5イニング以上を投げる十分な働き。

そしてなんといっても垣越が好投を続けほぼ1年間2軍のローテーションを守り切りました。

個人的に今季2軍のMVPは垣越
最初はローテの穴埋め的役割でしたがどんどん好投が増ていきました。
彼がいなければ間違いなく先発は不足し、2軍は育成どころか試合を回せない状態だったと思います。

5.中継ぎ投手

が先月に続き登板数トップ。
石森は大きく減らす(先月6登板)
福谷はリリーフ転向。

さいごに

1年間定点観測してきたお気持ち表明みたいなものです。
読み飛ばしていただいて大丈夫です。

今月は離脱者が多く、いる選手を出られるポジションになんとかはめ込んで試合を成立させてる感がありましたので、運用の意図を探るのはそこまで意味がないのかなとも思いました。

1年間2軍の運用を見てきましたが「完璧な状態で戦えてる試合のほうが少ない」というのが率直な感想です。

下は何とか1年間試合を成立させるのに半分力を使い、残りの半分でなんとか育成をしていく。
そんな印象でした。

想定外は常に起こっています。
垣越が2軍ローテを支える。濱がUTとして穴埋めをしてくれる。
いわゆるプロスペクトと呼ばれる選手以外も持ち場を守るために必死でプレーしてます。
そして首脳陣も試合を成立させつつなんとか一人一人の出場機会を最大化できないか考えていると思います。

2軍で育て、1軍でやってきたことを発揮できるかどうか
そんなストーリーは稀です。
「なぜ2軍で好調のあの選手を上げないのか」
と思う気持ちは僕にももちろんあります。
しかし上げてしまったら2軍が回らないかもしれない。
そう思ってしまいました。

これは何より編成の重要度はかなり大きいなと改めて確認できました。
偏ったドラフトで似た属性の選手を集中指名し「誰かが出てこればいい」という手法では必ずチームの誰かが割を食う羽目になってしまいます。
「可能性を広げるため」という名のコンバートで穴埋めをするのは楽ですが、その先にチーム力の向上は本当にあるのでしょうか?



ここまで毎月読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
1年間続けられたのは毎月読んで、いいねをつけてくれるみなさんのおかげです。

来季も毎月できるかはわかりませんが、定点観測は続けていこうと思います。
来季は2軍監督が代わるという噂もあります。
もし代わるのなら今季との運用の違いは最も注目したいポイントですね。

またオフにまとめ的なnoteや2軍運用からドラフトを予想するnote、ホームランテラスについてのnoteなどを予定してるのでフォローしてくださると嬉しいです。

今月はここまで。
また次回のnoteでお会いしましょう。

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データ引用:スポナビ 野球速報

見出し画像は下記画像を使用しました。
Cake6, CC BY-SA 3.0 , ウィキメディア・コモンズ経由で
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nagoya_Baseball_Stadium_05.jpg


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