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ドラゴンズ2軍 DHどうする問題 ~他球団の事例を添えて~

2024年2月12日、横浜DeNA相手に対外試合今季初勝利を手にしたドラゴンズ。
が、SNS上でベテランに差し掛かっている後藤駿太がDHでスタメン起用されたことについて議論が巻き起こりました。
「練習試合なんだから若手に打席を与えるべきだ」
「ベテランだって調整する場は必要だ」等々。

この論争を見た時「この話、シーズン中の2軍でも起こりそうだな」と思いました。
昨年2軍の運用をnoteでまとめていて「これは少しまずいんじゃないか」と感じていたからです。

昨年の2軍のDHで出場した選手の打席内訳を見てみましょう。

退団選手の打席を合計すると314打席。約75%に相当します。
悪くいってしまえば昨年投資された7割以上のDHの枠は無駄になってしまったという事になります。
それはドラゴンズ2軍のDHが外国人とベテランの調整に使われたので、構造上仕方のない事なのかもしれません。

DHがないセリーグの球団がDHありのウェスタンリーグでどのような運用をするかは割と大きな命題です。

他のセリーグのチームはどうしているのか気になったので調べてみました。※20打席以上のみ

阪神

広島

横浜

巨人

ヤクルト

ほとんどの球団が期待の若手と外国人・ベテランの調整をうまくミックスできている印象です。

唯一巨人が昨季の中日と同じような道を辿っていたようにも見えますが、比較してみると中日のもったいなさは飛びぬけてると思います。


今季は大きく空いたDHの枠をうまく若手にも配分させたいところですが、人材難なのも確かです。
この部分は他球団から後れを取っていると言ってもいいかもしれません。
これはこの2年のドラフトで二遊間タイプの選手に指名を集中させた副作用でもあります。

今季の2軍のDH枠は以下のようになると予想します。
・ビシエド・中田の競争に敗れた方
・味谷・日渡・山浅の捕手陣の打席確保
・新キューバコンビ
・ディカーソン・カリステの枠からあふれた外国人
・川越・加藤翔・後藤あたりの2軍では守らせる枠はないが調整の打席を与えたい選手

本当に難しい問題を抱えていますが新監督の井上さんには期待しています。
キャリアのある方ですし、振る舞いや発言をみているとうまく運用してくれる気がします。

今回はここまで。
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データ引用:1.02 ESSENCE of BASEBALL
※無料で閲覧可能部分のみ引用しています。

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