メガバンクと学歴
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今回は(一応)元メガバン行員の立場から、最新のメガバンクの採用事情についてお話ししていけたらと思う。
データで見るメガバンクと学歴(採用者ランキング)
昭和の時代には「都市銀行」といえばエリートの代名詞とも言われた(今のコンサルのような扱いだろう)ものだが、今はどういった大学の学生を採用しているのでだろうか。早速採用データを見ていこう。
メガバンク3行への就職者数ランキングTOP10と、旧帝・早慶割合をまとめてみた。(いずれも2023卒)
最も高学歴割合が高いのはやはりトップバンクのUFJであった。次にSMBCが来て、みずほという感じだ。これはみなさんの感覚と一致するところではないだろうか。
採用大学の並びを見ると、各行の特徴が垣間見えて面白い。(SMBCは住友グループのルーツがら、関西の大学が多く並んでいたりとか)
採用大幅減、一般職の廃止
2010年代には3行合わせて5000人を超える採用者を出していたメガバンクだが、2020年代に入ってから急激に採用を絞り始めた。
2010年代のメガバンクはといえば、東大京大一橋卒がメインとなる100人弱の幹部候補、早慶MARCHを中心とした500~700人のソルジャー総合職、女子大を中心とした1000人近くの一般職が毎年採用され、まるで巨大戦艦のような様相を成していた。
最も採用者数が多かった2016年卒と、2023卒の採用人数をそれぞれ見ていくと、三菱UFJ銀行(1,386→320)、三井住友銀行(1,916→400)、みずほ銀行(1,920→380)ととんでもない勢いで採用数が減っていることがわかる。
3行合計の採用者数は5,222人→1,100人と、実に4分の1未満にまで減少している。
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