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遺伝と学力その1


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今回は、遺伝と学力の関係についてお話ししていきたいと思います。
タブー視されているテーマな気もしますが、批判覚悟で切り込んでいきたいと思います。

先日『日本人の9割が知らない遺伝の真実(安藤寿康)』という本を読みました。
同書によると、近年一卵性双生児を使った「双生児法」という手法を用いて検証される「行動遺伝学」という分野が確立されたことで、学業成績や運動能力などについて、遺伝と環境の与える影響がわかるようになってきたようです。

「双生児法」について詳しくは著書を読んでほしいのですが、遺伝子が100%同じ一卵性双生児と、遺伝配列が50%同じのふつうの兄弟を、それぞれ同じ環境で育てることで、成長の過程で環境がどの程度形質に影響を与えるのか見えてくるというものです。大変面白い研究ですね。


受験科目と遺伝が与える影響


研究によると、受験の科目(実技科目も含む)と遺伝が与える影響は以下のようになっています。

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