武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエイティブリーダシップ特論 第一会 三澤直加さん 5月18日

1.三澤直加さんについて

金沢美術工芸大学でプロダクトデザイン専攻として卒業し、サービスデザイン、UXデザイン、人間中心設計などデザイン思考を通じて、日用品から地域に関する社会的問題など幅広いデザイン業務に従事している。また、2011年に共創型サービスデザイン会社「グラグリッド」を設立し、様々な企業、自治体、学校など組織に向けて共創型のデザインプロセスの実現を目指して「共創型プロジェクト」を進んでいる。

2.グラグリッドについて

プレゼンテーションで、三澤直加さんはグラグリッドのコンセプトを共有した。

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引用:https://glagrid.jp/about

しかも、組織のステークホルダー間とのコミュニケーションをよりスムーズに進めるために様々なツールやアプローチを考えて開発している。これもサービスデザインにとって大事なことでは。

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引用:https://glagrid.jp/about

3.事例について

今回のプレゼンテーションでは、「これからを描き作るお仕事」というテーマを中心に五つのケースを紹介した。

未知のことを考える創造的思考法を教える

ノートの概念から解放させて超長いキャンバスを提供し、線で自由に見たことない絵を描いてきた。

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引用:https://glagrid.jp/project/oekaki_thinking

子供は絵を描いたら、先生や私たちが見たらとても面白いですが、子供たちにとって、考え方や発想力をどのぐらい影響されたのかということに対して測定られるかなと考える。

思いを伝え合い未来の地図をつくる

社員たちが感じたこと考えたことを吐き出し共有したキーワードの中で、共通のキーワードを抽出しながら、社員たちの世界価を描いて可視化する。ただ、社員たちは考えずに吐き出すことではなく、テーマと関連するアイデアやキーワードを適当に提出すること。

これはなかなか良いと思う。これからも試してみたいなぁ。

自分の心に問いかけるツールをつくる

「えがっきー」というツールを使い、「私はどんな人間なのか」や「私がやりたいことは」など自分についての本質的問題を見出す。

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引用:https://glagrid.jp/lab/egackey

ワークショップをしたあとで、互いに書いた内容を見せて「彼はこんな思いを持っているか」など感じて、社員間との理解が深まったという体験を築いた。

理想的な未来の体験を関係者と共創する

様々な未来の利用者たちと一緒に新しい校舎を考えてつくった。「自分だったらどう使う」を中心に模型を見ながら自分の考え可視化して理想的使い方を模索した。

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引用:https://glagrid.jp/project/baiko_vision

地域の魅力を発見しブランディングする

郡山市で、観光資源となるものを見つけて魅力を発見し、旅行業、地域に関する関係者など様々なステークホルダーとのワークショップとコミュニケーションを通じて、魅力的な点にブランディングをした。

4.迷い

このプレゼンテーションで三澤直加さんも生徒たちから色々な質問を答えていただいて、大変勉強になったが、時間は少し短くて一部気になっている質問を答えられなかった。そのため、ここに自分が気になる質問を書こうとしてこれからもきちんと考えてないと。

1.サービスデザインナーはプロジェクトの中にどのようなキャラクターとして共創しているのか、プロジェクトは良くできたかどうかどのようにわかりやすく証明するのか?

2.プレゼンテーションの最後、三澤直加さんは「共存できるサスティナブルな社会のあり方とは」という質問を問いかけ、私もよくこれについて考えている。例えば、サスティナブルなデザインとはどのぐらい持続可能な発展が続けるのか、五年前のサスティナブルなデザインは今の時代にも向き合うのか?


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