気づきに気づくデザイン

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第11回(2021.9.20)のゲストはグラフィックデザイナーで大阪芸術大学教授の三木健さんです。今回のプレゼンテーションで3つのことに様々な感想を生じました:

1.気づきに気づくデザインの発想法
2.書籍の並びを整理してはならない
3.満足度:機能と感情との交差点

三木健さんについて

三木健さんは1982年に事務所設立して、ブランディング、アドバタイジング、パッケージ、エディトリアル、空間など多様なフィールドにおいて情報を建築的にとらえる発想で五感を刺激する物語性のあるデザインを展開しています。これまでもJAGDA新人賞、N.Y.ADC奨励賞など多く受賞をしました。

気づきに気づくデザインの発想法

プレゼンテーションのテーマは「気づきに気づくデザインの発想法」です。その中にいくつかのデザイン手法を紹介していただいて、完全に考えたことない思考法です。例えば「話すデザイン」というデザイン手法は、「話す」ようにデザインします。

具体的には、クライアントや相手と話す内容が「アフターコロナの生活、息子の未来、自分の将来」などいろいろあって、会話の中から理念につながる源の言葉を探します。そのあと、仮設を立ってて、コンセプトを作るというプロセスであってすごく面白いなと思って、他には「聞くデザイン」など多様な手法があります。

その中に最も気になるのは「自分の脳を自ら可視化してみる」というやり方です。自分の脳は何を考えているかをそのまま書いて、発散して気づきに気づくことです。最近流行している言葉に言うと、まさに「メタ気づき」ではないかと思って、後ほど試していきたいです。

書籍の並びを整理してはならない

また、三木さんの事務所に一つのルールを気になります:

書籍の並びを整理してはならない。

自分はとても賛成ですが、これについて別の方向性を思い出しました。高校時代には、自分の部屋の物が散らかってめちゃくちゃになったあと、お母さんがよく片付けに来てくれていた。そのあととてもきれいになったけど、いきなり探したいモノがすぐに見つからず、部屋のディテールはすでに自分の記憶とずれてしまい、見た目はきれいだけど不便で、もしかするとアイデアを速く創出することにも影響されるかもしれないです。

満足:機能と感情との交差点

最後のディスカッションでは、学生から顧客満足度について質問があって、三木さんの答えもとても価値があって参考になりました。具体的には、顧客満足度を考えるとき、「これを使用すると、何パーセントの利益が得る」という機能的価値と「かっこいい、見栄えがいい」など測れない感情的価値という2つの面から交差点を考えなければならなくて、「数字しか信じない人は数字に裏切られると思います」という話から刺激を受けました。

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