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中秋の名月とは?

今夜は中秋の名月である。満月と中秋の名月が重なるのは8年ぶりのことだそうである。んっ、……? 中秋の名月は満月に決まっとるだろ! と思ってしまうのだが、要するに月が真っ正面から太陽の光を浴びて100%光っている状態が満月であり、中秋の名月というのは、旧暦8月15日の月のことなので、必ずしも一致するとは限らないのである。それでは、2021年9月21日午後8時に見えている月は(残念ながら、我が家から見る空は曇っていて見えないのだが)、本当に満月なのか? じつはそうではない。本当の満月は今朝の8時55分の月であるから、もう半日過ぎている。もし、満月の時間が今夜半、0時を過ぎて0時1分だったとしたら、見た目の月はほとんど満月なのだが、満月の日は明日9月22日ということになって、中秋の名月と満月は一致しないということになる。……などと、くだらぬことを考える。
宇宙のことは小さい頃から好きだったから、見る機会がある天体現象は可能なかぎり見てきた(夜半の流星群などとなるとちょっとしんどいが……)。2012年5月21日の金環日食は素晴らしい体験だった。太陽面を通過する金星というのも見た。ちょうど出張と重なり、新大阪の駅前から黒眼鏡をかけて見たのでよく覚えている。人生で最大の期待を持って待っていたのは、1986年のハレー彗星接近であったが、これは肩すかしを喰らってしまった。次の日本で見ることができる皆既日食は2035年9月2日である。何とかそこまでは、生き延びたいと思っている。

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